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October 02, 2010

お金持ちは違います 驚異の「ハンガー7」(その2)

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今日は、ザルツブルク空港にある「ハンガー7の続編」をお伝えしましょう。

「DIE FLYING BULS」の機体はフライアブル(飛行可能)で、一部は、エプロンを挟んでハンガー7の向かいにあるハンガー8に保管されています。このハンガー8は、保有する航空機の整備も行っているため、原則、非公開になっています(二枚目の写真が、ハンガー8です。また、その下は、当日、エプロンに引き出されていたアルファジェットです)。

さて、ハンガー7ですが、入場すると中央に、シルバーメタリックに輝くアメリカ軍の爆撃機B-25J「ミッチェル」が鎮座しています(トップの写真)。これを取り囲むように、各種の航空機が、まるで美術品のように展示されています。

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何しろ、このハンガー7ですが、床は大理石、座り心地の良いソファーが至る所に置いてあり、航空機やレーシングカーの展示場というより、美術館という趣です confident 。上からも観賞できるようにギャラリーデッキもあります。

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レッドブルは、2003年から、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ(Red Bull Air Race World Championshipを主催するなど、スポーツ航空の支援に力を入れていますが、その他にも色々な活動を支援しています(余談ですが2010年のシーズンでは、オーストリアのパイロットハンネス・アルヒさんが4回優勝と大活躍しています)。

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皆さまも、テレビのニュースなどでご覧になったと思いますが、背中にエンジンを搭載して空を飛ぶ「ロケットマン」の試みもレッドブルがスポンサーです。当然、ロケットマンの装備も展示されていました。また、エプロン側に大型の扉があり、展示されている航空機や自動車を、簡単に入れ替えることができる構造になっています。実際、定期的に入れ替えているようです。

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また、このハンガー7には高級レストランカフェも入っており、単なる博物館というよりも、個人コレクションを展示してある「大人のための空間」という趣です。実際、不定期ですが、音楽関係のイベントなども行われているようです。

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アメリカには、個人で博物館並みの航空機コレクションを持っている人はいますが、ヨーロッパでは珍しいですね。これだけのコレクションを維持、管理している上に、フライアブルな状態に保つというのは、想像を絶する資金が必要だと思います。日本には、こういったお金の使い方をする「大富豪」は見かけませんねぇ wink

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ちなみに日本でも、最近、乗り物関連の博物館が新しく誕生していますが、いずれも「実物が置いてあるアミューズメントパーク」という感じです。その点、ハンガー7は、対象を大人に絞っている点から考えても、一線を画するのだと思いました。これは、公的な博物館や美術館ではなく、個人の施設だから、可能だったのかもしれません。

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飛行機やレーシングカー、バイクがお好きな方は、是非一度、訪れてみると良いでしょう。良い意味でのカルチャーショックを味わうことができます happy01

ところで、日本では、今年2010年、1910年に我が国初の動力機による公開飛行を実施してから、ちょうど100年目に当たります。しかし、航空関係の博物館は、各地に点在している上に、屋外展示が多く、恒久的な保存施設とはほど遠い感じです。こういうところにも、「文化の違い」を感じます。

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