« 番外編 ドレスデンのDDR博物館(その1) | Main | ちょっと変わった「トスカ」の楽しみ方 »

November 04, 2010

番外編 ドレスデンのDDR博物館(その2)

Img_8223_002

今日も昨日に引き続き「ドレスデンのDDR博物館」のご紹介です。

三階のテーマは「Freizeit & Wohnen」(余暇と生活)です。ここには、一般家庭(リビング、寝室、子ども部屋、キッチン、バスルーム)や写真店などが再現されている他、党が主導していた各種クラブの備品(当時、青少年を健全育成するため、党が主導するスポーツクラブや模型クラブなどが多数存在していました)やレジャー用品、家庭用品、家電製品(洗濯機をはじめテレビやオーディオ機器)など展示されていました。

Img_103_0997_001

camera 写真・映像関連のコーナーでは、懐かしいブランド「プラクティカ」(PRAKTICA)の高級カメラや交換レンズなどがショーケースに入って展示されていましたね。当然、写真屋さんのセットなので、Feriも昔使っていた銀塩写真用の引き伸ばし器なども置いてあります delicious

この中で興味を引いたのは、当時、見ることができなかった一般家庭の内部ですね。

Img_103_1009_001

ただ、セットを見ると非常の立派な家具や調度品がならんでいるところを見ると、党幹部などのブルジョワ層の住まいだろうと思います。テレビなどは実際に稼働しており、東ドイツのニュース番組などを流していました。ちなみに冒頭の写真が、再現されたリビングルームです。バスルームなども興味深いですね spa

Img_103_1006_001

二階のテーマは「Wirtschaft & Handel」(経済活動全般、工業と商業)です。ここも、なかなか興味深い展示です。医院、美容院、商店(懐かしい商品が並んでいました)、企業の事務所、軽工業の作業所、自転車、力を入れていた各種コンピューター(OSは何だったのでしょうね)、ベビーカーなどの東ドイツ製の製品が大量に展示されています。とにかく物品の収集はすごいですね。正直、驚きました。

Img_8227_001

グランドフロアーのテーマは「Auto & Verkehr」(自動車と交通)です。ただ、実際に展示されているのは「トラバント」を中心とした自動車、モーターバイクです。東ドイツを代表する自動車「トラバント」も、普通乗用車だけではなく、モータースポーツ仕様、バギー仕様、軍用、郵便局仕様など様々なバージョンが並んでいます。トラバントのコレクションでは、最大かもしれません。

Img_103_1036_001

興味深いのは、さすがドイツ人というか、東ドイツでもオートキャンプを奨励していたようで、キャンピングカーやオートキャンプのセットも展示されています。もっとも国家が分断されても精神構造はドイツ人のままですからね。

そうそう、フォルクス・ポリツァイ(Feriは、当時、人民警察と呼んでいました)のパトロールカーも保存されていました。

Img_103_1055_001

さすがに、差し障りがあるためか、軍事関係の展示は最小限にとどめられていますが、市民生活については、良く再現されていると思います confident

正直なところ、東ドイツを知らない人が見ても“ふーん、こんな生活だったんだ”とったニュアンスで終わってしまうと思います。しかし、当時、東ドイツで生活をしていた人(ドレスデンに住む人の多く)や、東ドイツに旅行したことのある人から見ると、非常に懐かしく感じられます。

Img_103_1048_001

Feriが東ドイツを訪問した際は、万が一のことを考えて、写真撮影も最小限にとどめていました(そもそもフィルムだったので、撮影できる枚数が限られていた上に、撮影済みフィルムの国外持ち出しは本来、禁止されていました bearing )。そのため、あまり記録が残っていないのですが、自分が覚えているような品々が並んでいるので、本当に懐かしく感じました。

しかし、ここへ来て、懐かしそうに見ている日本人は珍しいとは思いますね。なお、入り口横にはミュージアムショップがありますが、なかなか興味深い商品を販売していました。どなたにもお勧めできる博物館ではありませんが、「東ドイツの生活」を知ることができる貴重な施設だと思います。

※「人気ブログランキング」に登録しています。下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります。

Br_banner_takibi_11_2


旅行・地域 |

« 番外編 ドレスデンのDDR博物館(その1) | Main | ちょっと変わった「トスカ」の楽しみ方 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 番外編 ドレスデンのDDR博物館(その1) | Main | ちょっと変わった「トスカ」の楽しみ方 »