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November 24, 2010

思い出深いCDを手にして

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今日は「音楽CDの話題」をお届けします。最近では、洋の東西を問わずポピュラーを中心に音楽はダウンロードで購入する人が増えているようです。

それに伴って、音楽CDの売り上げが下がってきており、CDショップの中には廃業するところも増えてきているとか…

さて、このブログで2008年12月に「レコーディングを見学させていただいたお話」を紹介しました。カメラータ・トウキョウの井坂社長のご厚意で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者タマーシュ・ヴァルガさんのレコーディングです。

レコーディングの模様は、そのときの記事をご覧いただくとして、そのときの収録した曲が2010年8月25日に発売になりました。Feriは最近になって発売されたことを知り、さっそく購入しました。

CDのタイトルは『コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ』(CMCD-28201)です。

さっそく聴いてみましたが、レコーディング当時の思い出が鮮やかによみがえってきました。高度な演奏技術をが要求される楽曲だけに、演奏者、ディレクターの双方が満足するレベルまでテイクを重ねていました。

“なるほど。このように仕上がるのか”というのが率直な感想です。ライブでは絶対に味わうことのできない高度なテクニックを駆使した演奏の連続です。ライブでは、絶対の奏者の体力が続きません。それを連続して聴くことができるのはCDならでは…と言っても良いでしょう。

ご存じの方も多いと思いますが、タマーシュ・ヴァルガさんは、ハンガリーのご出身。つまり、故郷であるハンガリーの代表的作曲家、コダーイとリゲティ、そしてガルによる無伴奏チェロ・ソナタを、情感込めて演奏している訳です。

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最近は、クラシック音楽でもレコーディングのコストを削減するために、ライブ録音が増えているそうですが、やはりライブ録音では、テイクを重ねるのには限界があります。そのように考えると、良い意味で手間暇をかけて、スタジオで録音し、かつそれを2年近くかけて仕上げていくという姿勢には、頭が下がります。

自分がレコーディングに立ち会ったから…という訳ではないのですが、職人魂が感じられる一枚でした。なお、奇遇にも、このCDの解説は、最近当ブログに良く登場するウィーン楽友教会資料館館長のオットー・ビーバ博士でした。井坂社長とビーバ博士は、大変親しい間柄と伺っていますので、当然と言えば当然ですが。この解説も、またすばらしいのですよ heart04 。歴史的な背景を踏まえて、当時の作曲家と奏者の人間関係にもまで言及しています。

今や音楽は消費するものに変化しつつありますが、こういった丹精込めて作られたCDを聴くと「レコード芸術」という言葉がよみがえってきます。ダウンロードしたデーターを携帯プレーヤーのイヤホンで聴くのとは、訳が違います。

Feriも出先では、携帯プレーヤで音楽を聴くことがありますが、はやり改まって聴くのも良いものですね。いろいろなH発見があります。今後も、このような「しっかりとした作品」が継続して生み出されること期待しています。


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