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December 26, 2010

どこが変わったの? 「薔薇の騎士」

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国立歌劇場で今シーズン上演されるリヒャルト・シュトラウス作曲の名オペラ「薔薇の騎士」は、実は新演出ではないのですが、オットー・シェンクさん自身の手によって、演出に手が加えられたそうです。という訳で実際に観てきました。

改訂公演初日は12月16日だったのですが、実は地元新聞評はボロクソでした。ちなみに新聞で評価されたのは、オットー・シェンクさんの演出改訂内容とか。まず、指揮者が力不足で落第点。歌手もほとんど期待はずれの仕上がりで、合格の評価をもらったのは元帥夫人のAdrianne Pieczonkaさんだけ(彼女はKSですから、当たり前と言えば当たり前ですが )。

さて、feriが観た時の指揮は、実は懐かしいAsher Fischさんでした。Asher Fischさんは、ご存じの方も多いと思いますが、以前、フォルクスオーパーの主任指揮者を務めていた方で、来日公演にも同行しています。久しぶりです。実は、feriも日本公演の時、Asher Fischさんの指揮で、フォルクスオーパーを観ています。でも新聞でボロクソだったので、お気の毒

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キャストは、元帥夫人がAdrianne Pieczonkaさん、オックス男爵がAlfred Muffさん、オクタヴィアンがStephanie Houtzeelさん、ゾフィーがDaniela Faiiyさん、ファニナルがFranz Grundheberさん、マリアンネ・ライトメッツエリンがDonna Ellenさん、ヴァルザッキがMicael Roiderさん、アンニーナ役がJanina Baechleさんでした。

後でチェックをしたら、16日はゾフィーがIleana Toncaさんで、それ以外は同じメンバーのようです(どうもIleana Toncaさんは、病気で二公演目からDaniela Faiiyさんに変わったようです)。

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演出改訂となっているにもかかわらず、上演回数は通算のまま。ちなみに今回が341回目というロングランです。また、最近では珍しい休憩が2回入る演出です。

話によると演出の小改訂があったらしいのですが、結局、どこがどう変わったのか、feriには理解できませんでした 。何しろ、舞台装置、衣装、主な歌手の芝居などがほとんど同じなものですから…なお、16日のカーテンコールでは、演出家のオットー・シェンクさんを引っ張り出したようです(ご本人は出るのがいやだったようで、すぐに引っ込んでしまったそうですが… )。そういえば、「薔薇の騎士」では、ちょい役ですが、1幕と3幕で黒人の小さな子供が出てきますよね。確か以前はJulius Meinlのシンボルマークの少年のような帽子をかぶっていたような気がするのですが、今回は違いましたね。

feriが観た時は、オケは結構、良い響を奏でていたような気がします。まぁ、指揮者との関係もこなれてきた…ということがあるのかもしれません

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全体的に歌手のレベルがそろっており、元帥夫人のAdrianne PieczonkaはKSだけあって、見事な演技と歌でした。オクタヴィアンのStephanie Houtzeelさんは、背が高いので立ち姿は絵になりますが、音域が狭いこともあり、歌は今ひとつ。また、細かいお芝居もあまり上手ではないように感じました。やはりガランチャの方が上だと思いますね(比べるのが失礼という陰の声が… )。

ああ、無理をしてガランチャのオクタヴィアンを観ておいて良かった 。あと、ゾフィーのDaniela Faiiyさんはかわいらしい雰囲気で、役にぴったりでしたね。Stephanie Houtzeelさんは背が高いので、バランスもぴったり。

しかし、国立歌劇場の「薔薇の騎士」ですが、豪華な舞台装置と衣装、大人数のオーケストラ編成にもかかわらず、料金カテゴリーはBというお買い得なオペラです。舞台装置などの減価償却が終わってしまったから、安いのでしょうかね。

まぁ、ファンとしては安い方がありがたいのですが。「薔薇の騎士」は上演時間が長いのが玉に瑕ですが、わかりやすいストーリーと「人が死なないオペラ」なので、どなたにもお勧めできますね。

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