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January 23, 2011

物騒な広告

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今日は「町中で見かけた広告にまつわるお話」です。

先日、アメリカのアリゾナ州トゥーソンで、地元選出の下院議員が開いた演説会で男が銃を乱射し、6人が死亡、下院議員が重体となっている事件がありましたが、実は犯行に使われたのはグロックというオーストリア製の銃です。

グロックはウィーン近郊ヴァグラム(Wagram)にあるグロック社が開発した自動式拳銃で、オーストリア連邦軍を始め、世界各国の軍隊や警察に導入されています。日本の警察特殊部隊SATにも導入されているという話もあります。Feriは銃には詳しくないのですが、一部が樹脂製でできているため、計量で扱いやすいとか…

余談ですが、ヴァグラムという場所は、1809年に皇帝ナポレオンⅠ世率いるフランス軍とカール大公率いるオーストリア軍とが戦った場所としても知られいます。
銃器の一大メーカーが存在するオーストリアですが、他のヨーロッパ諸国と同じく銃の個人所有には厳しい制限があります。Feriは詳しいことは知らないのですが、ヨーロッパでは市民権があり、納税者証明番号等を所持し、かつ精神鑑定書があれば銃を購入・所持できるところが多いそうです。

ただ、銃の登録を義務づけている国も多いようです。また、EUでは、銃による事件が増えていることもあり、規制強化の動きがあるそうです。

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ところで、オーストリアでは、狩猟が盛んですから、猟銃はかなり出回っているでしょうが、さすがに個人的に拳銃を所持している人は少ないと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、先日、地下鉄U3、ノイバウガッセの駅で写真のような広告を見つけました。これは近くにある老舗銃砲店の広告です 。季節によって広告する商品が変わるのですが、Feriがたまたま見た日は、拳銃の広告がでかでかと出ていました。

もちろん、拳銃だけではなく、防犯ブザー、護身用のスタンガンや催涙スプレーなども同時に掲載されていますが、銃が出ているとはねぇ。

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当初、モデルガンかなとも思ったのですが(日本人らしい )、考えて見れば、こちらでは銃砲店では実銃しか扱いませんから、本物でしょう。こんなところに広告を出すと言うことは、お店側の「積極的にPRしたい」という意志の表れだと思うのですが、ウィーンの皆さまは、簡単に拳銃を買ったりするのでしょうか。まさか、「クリスマスプレゼントに銃はいかが…」ということはないですよね

Feriが今まで、民間人で拳銃を持っているのを見たのは 高級宝飾店の私設警備員さんくらいですね。

ちなみに、このお店は1820年創業という老舗で、競技用ダーツやアーチェリーなども扱っているます。そして、しばらくして、また同じ場所の広告を見たら、何と今度はシルヴェスター用の花火セットの広告に切り替わっていました。

これもやり過ぎると、はた迷惑なので、「物騒な広告」になるかもしれませんが、拳銃よりは良いでしょうかね 。しかし、老舗の銃砲店の割には、タイミングの良い広告の切り替えなど、量販店並みのフットワークがありますね。こういった経営努力があってこそ、今でも商売ができるのかもしれません。でも、銃を平気でPRするのは、どうも引っかかりますね


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