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January 05, 2011

懲りもせずにバレエ版「こうもり」

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昨日、日本ではNHK BSで映画「菩提樹」、テレビ東京系でミュージカル映画「ザ・サウンドオブミュージック」を放送した関係だと思いますが、この二つに関する記事へのアクセスが増えたようです。これからもごひいきいただければ幸いです 。そうそう、浜崎あゆみさんのご結婚相手は、オーストリア国籍の俳優さんだそうですから、これを機会にオーストリアに関心を持っていただければ幸いです。

さて、過去にも何度か、このブログでもご紹介しているバレエ版「こうもり」ですが、懲りもせず、またまた観てきました。

実は、今シーズンの国立歌劇場では、通常、年末には定番の「くるみ割り人形」を上演せず、なぜかバレエ版「こうもり」が多数上演されました。今まではシルヴェスターのマチネ公演はオペレッタ版の「こうもり」を上演していたのですが、今シーズンはバレエ版に変更。まぁ、トップが変わったので、方針も変わったのだと思いますが…

しかし、公演プログラムでは「Die Fledermaus」としか書いていないため、よく見ないとオペレッタと勘違いしてしまいます

実際、昨年12月にフォルクスオーパーで行われた「お客さまとの懇談会」でも、あるお客さまから“国立歌劇場は年末に「こうもり」をたくさん上演しているのに、フォルクスオーパーはオペレッタの上演が少ないの?”という抗議の声が上がったほどです。最もこのときは、ほかのお客さまから一斉に“それはオペレッタではなくバレエだよ”という声が上がり、勘違いしていたお客さまはばつが悪そうでしたが…という訳で、Feriが観たときも、オペレッタと勘違いしていらっしゃったと思われるお客さまが多数いたようです。罪作りなこと…

ストーリーや演出は、前シーズンまでと同じですから、何度も観ると出演者のできの方に目が行きます(こういうのが「はまる」というのでしょうね。恐ろしや )。

なお、バレエ版「こうもり」のストーリーについては、当ブログ2009年3月11日版をご覧ください。例によって詳しく紹介しています。

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当日の指揮は前2回と同じMichael Halászさんが務めました。やはりバレエの指揮は、オペラとは異なる「独特のもの」があるので、固定しているのでしょうかね。

キャストですが、主役のBellaは過去2回はOlga Esinaさんでしたが、今回はMaria Yakovlevaさんでした。JohannはRoman Lazikさん、UlrichはDenys Cherevychkoさん、DienstmädchenはLiudmila Trayanさん、、Drei KellnerがDevide Datoさん、Alexis Foraboscoさん、Dumitru Taranさん、Cáarsás-SolistがMasayu Kimotoさん、PolizeikommissarがTohmas Mayerhoferさんという面々でした。前シーズンから継続出演しているのは、Alexis ForaboscoさんとTohmas Mayerhoferさんのお二人ということで、かなり出演者が変更されています。競争が激しいのでしょうかね。

Maria Yakovlevaさんですが、国立歌劇場のバレエ「マイヤリンク」でマリア・ヴェツェラ役を踊った方だとか(Feriは観ていません)。当然、クラシックバレエの技術を高いレベルでマスターしているので、観ていて惚れ惚れしますね。バレエ版「こうもり」の見所は、夫ヨハンにも愛想をつかれてしまった「生活に疲れたBella」が、「妖艶な美女」に変身して男たちを魅了するところです。ですから 華麗な変身 がどれくらいインパクトがあるかが、ポイントになります。さて、Maria Yakovlevaさんですが、変身後の姿が、まぁ、見事なこと。Olga Esinaさんとは甲乙つけがたいですね。ちなみに、Olga Esinaさんが出ている日もあったようなので、両方見比べることも可能です。

ウルリヒのDenys Cherevychkoさんですが、何と全身タイツ姿で踊る場面があります(ラブシーンですが)。そのため、ダンスはもちろん、スタイルもごまかせません。ダンサーは大変ですね。

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そうそうヨハンのRoman Lazikさんは長身なので、見栄えが良かったですね。一幕で自宅から夜遊びに出るとき、ヨハンは“こうもり”よろしく夜の空に飛び出していきます。ワイヤーアクションなのですが、この身長ですからバランスをとるのが大変そうな気がします。

バレエ版「こうもり」は、足の動きに特徴がある振り付けをしていますので、そんなところを観ていると、あっという間に時間が経ってしまいます。とくにマキシムのウエイター3人の踊りは、見応え十分。当然、お客さまからも拍手喝采を浴びていました。

今回、Cáarsás-Solistに日本人のMasayu Kimotoさんが起用されました。女性のダンサーはこちらでも数多く活躍していますが、男性は珍しいですよね。しかも、群舞ではなく、ソリストとしてプログラムに載るという方は…なかなかコミカルな踊りで楽しかったですね。今後の活躍に期待したいところです。

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ところで、Feriが観た当日、客層がいつもと大きく違うので驚きました。休憩時間にホワイエで、見た印象的な母子は今でも目に焼き付いています (お子様はバレリーナ風、お母様は文章では表現できないような過激なコスチューム… )。

お客さまの層が違うためか、バレエ版「こうもり」の時は、変なところで拍手をする人が多数。指揮者のMichael Halászさんは、そういった拍手のフライングを一切無視して指揮に邁進。毎回のことですが、さぞやご不満なことでしょう。

そうそう、今回、マキシムからベラとウルリヒが馬車で立ち去る場面で、馬車が引っかかっていましたね。大道具さん、注意しましょう。

国立歌劇場のバレエですが、今年は「ドン・キホーテ」と「ジゼル」というクラシックの大作が控えています。オペレッタやオペラに加えて、バレエまで手を出すと、それこそ大変なことになるので、手を出さないように気をつけているFeriでした。バレエも精通しているはっぱさん、あまり刺激しないでね。

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