謎のピクトグラムシリーズ 路面電車編
今日は、久しぶりに「ピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。路面電車が活躍する街ウィーンでは、路面電車に関連したピクトグラムをよく見かけます。
その中で代表的なピクトグラムは「路面電車の乗り場(停留所)」のある場所を示すものでしょう。
今まで写真のようなスタイルのピクトグラムが長年使われていました。ちょっと懐かしいスタイルの路面電車を図案化したものです。屋根の上に付いた大きなパンタグラフに特長がありますね。
一見、単車のようにも見えますが、よく見ると車輪が四つ付いている台車があるボギータイプのようです。ちなみに実車では、このスタイルは単車ばかり(WTM Aというのが一番近いのですが…)で、台車を持つタイプはありません。まぁ、「架空のウィーン市電」ということになるでしょうか。しかし、何となくウィーン市電風に見えるところが、デザイナーの力量というものでしょうかね 。
さて、最近、リニューアル工事が一部完成したウィーン西駅に、 新しいデザインのピクトグラム(新しく制定されたマーク)が登場しました。それが二枚目の写真です。
当ブログをご覧の皆さんにはおなじみですね。現在、ウィーンで路面電車の主力になりつつある超低床式車両ULFがモチーフになっています。さすがに車体が長いため、1ユニットを切り取った形になりましたが、今度はちゃんとドアも付いています。
このピクトグラムを見て、Feriは、いよいよウィーンの路面電車も世代交代期を迎えたと実感しました。まだ、新しいピクトグラムが採用されている場所は、ごく少数のようですが、中央駅の建設などにともなう工事にあわせて、色々なところに顔を出しそうです(改築なったÖBBのプラター駅でも見かけました)。
実際、予定では2014年までに300編成近くになるそうですから、数の上でも完全に主力になります。ピクトグラムも同じですが、古いスタイルの方が「ウィーンらしさ」があると思うのですが、これも時代の流れでしょうね 。
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