路地(中庭)の商店街
日本では、 サッカーのアジアカップ決勝で盛り上がっていると思います。しかし、オーストラリアに押されていましたが、よく勝ちましたね
。こちらでは、例の「エジプトの話題」で持ちきりですが、こちらは知っている方もお住まいなので、心配です。
さて、今日は「ウィーンの路地にまつわる話題」をお届けしましょう。
以前、当ブログで旧市街の中庭をご紹介したことがあります。旧市街に限らず、ウィーンにはビルの中庭や中庭を結ぶ路地に商店街が形成されていることがあります。
これは古い建物の構造が影響しているのでしょう。ヨーロッパでは「中庭文化」のようなものがありますからね。
実際、中庭の入り口というのは、旅行者によってはちょっと入りづらい感じがします。というのは、アーチ状の門の奥が、公共の場所なのか、プライベートな場所なのかという区別がつきにくいからです。実際、行き止まりの中庭の場合、その建物に住んでいる住民のスペースと言うこともあります。
そのため、商店街が形成されている場合、最近では中庭への入り口に商店の看板や案内が出るようになりました。冒頭の写真が、その「入り口」です。表通りに面したアーチ状の門をくぐると、その先は中庭。建物の上はアパートになっているケースが多いようです。
上空が吹き抜けになっている中庭に面した部分に、商店が並んでいるのが一般的ですが、ウィーンらしい比較的小さな「洒落たお店」が入っています 。中には歴史のあるお店もあります
。
おもしろいのは、中庭から通路で、次の中庭につながっていることが多いことです。しかも、この通路の途中には階段があったりします。正に「路地」という感覚ですね。当然、車両は走らないので、歩行者専用。反対側の道路に路地がつながっているケースでは、通り抜けで利用する地元の人が多いようです。
しかし、この中庭の商店街は、どう考えても幹線道路沿いの商店街に比べて営業活動上はハンデキャップがありますね。とくに一見さんに来ていただくのは、非常に難しいと思います。そんなこともあるのか、最近では廃業して、空き家になっているスペースを見かけることがあります。ちょっと残念ですね 。
ウィーンらしさを感じさせる中庭商店街。表通りの喧噪を離れて、古きウィーンの風情を感じることができます。今後も是非、続いてもらいたいと思っている「ウィーン子」も多いことでしょう。皆さまもウィーンにお立ち寄りの際には、散歩をしながら、こういった「中庭の商店街」を探してみてはいかがでしょうか
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