« 2010年のオペレッタを振り返って | Main | ウィーンでも「やればできる」 シルヴェスターへの衣替えは早いぞ! »

January 01, 2011

番外編 サントリーホール シルヴェスターコンサート

Img_105_12_4195_001

皆さん、開けまして、おめでとうございます。昨年は多くの方にアクセスいただき、本当にありがとうございました。リードオンリーの皆さまも含めて、多くの方にお読みいただいていることがFeriの励みになります。今年も幅広い内容でオーストリアの魅力をお伝えしたいと思っています。

さて、新年、最初の記事は、いきなり番外編です coldsweats01 。2010年12月31日、フォルクスオーパー交響楽団による恒例のシルヴェスターコンサートがサントリーホールで行われました。今回は、何とルドルフ・ビーブルさんが指揮をするということで、Feriも出かけてきました。巨匠ルドルフ・ビーブルさんは大変お元気ですが、お歳なので、来日公演がいつまで続くかわかりませんから…

サントリーホールさんは、長年シルヴェスターコンサートを手がけているので、運営は本当に手慣れていますね。今回も開演前と休憩時間には、ハンドベルの演奏(グリーン・メドゥ・ハンドベル・リンガーズ)が行われています。
当日の出演は、指揮はルドルフ・ビーブルさん、ソリストはイルディコ・ライモンディさん、オリヴァー・リンゲルハーンさん、そしてバレエ団のメンバー4名、司会は星野知子さんでした。

Img_105_12_4188_001

ところで、サントリーホールのシルヴェスターコンサートは、毎年テーマを決めていますが、今回は「ウィーン、我が夢の街」…いいですねぇ。Feri好み。という訳で、会場にはおなじみのウィーンの観光案内地図やパンフレットが置かれていました。さて、当日のプログラムですが、今回は「通好みの選曲」でした。これにはFeriもちょっとビックリ。

まずは、スッペ作曲のオペレッタ「ウィーンの朝、昼、晩」序曲で始まりました。二曲目はヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のポルカ「百発百中」、ツィーラー作曲のオペレッタ「観光案内人」から「おおウィーン、愛しのウィーン」(リンゲルハーンさんの歌)、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のワルツ「ドナウ川の乙女」(ライモンディさんの歌)、モンティ作曲のチャールダーシュ(クラリネットのソロ演奏)、ジーツィンスキー作曲の「ウィーン、我が夢の街」(ライモンディさんとリンゲルハーンさんのデュエット)、ハイドン作曲の交響曲第45番「告別」から第4楽章。

Img_105_12_4189_001

休憩を挟んで後半は、オッフェンバック作曲のオペレッタ「美しきヘレナ」序曲、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のオペレッタ「ファニー・エルスラー」から「シーヴェリングのリラの花」(ライモンディさんの歌)、オッフェンバック作曲のオペレッタ「美しきヘレナ」から「イダ山には」(リンゲルハーンさんの歌)、スメタナ作曲のオペラ「売られた花嫁」から「フリアント」、オッフェンバック作曲のオペレッタ「美しきヘレナ」から「夢の中の愛」(ライモンディさんとリンゲルハーンさんのデュエット)、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲の「ロシア行進曲」、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のワルツ「南国のバラ」でした。

今回、演出で凝っていたいのは、オッフェンバックとスッペを紹介するとき、一般のお客さまでもよく知っている「天国と地獄」と「恋はやさし野辺の花よ」の一部をオケが演奏したことです。これは良いアイデアですね(本当は全部聴きたかったくらいです)。しかし、オペレッタの代表として、オッフェンバックとスッペ、それにシュトラウスを持ってくるとは、ちょっと意外な内容でした。本プロには一般的なレハールなどが入っていませんからね。

また、休憩前に演奏されたハイドン作曲の交響曲第45番「告別」から第4楽章ですが、これは演奏中、自分の演奏パートが終わったメンバーがだんだん楽屋に引き上げてしまう演出でした。これはオリジナルの趣旨に沿った演出で、面白かったですね。しかも、さすがにフォルクスオーパー、コントラバス奏者が自分のパートが終わると楽屋に引き上げてから、セクトの瓶とグラスを持って舞台に再登場。仲間にセクトを振る舞い出します。最後には、指揮をしているビーブルさんのところまでやってきて、乾杯(実際はザフトみたいでしたが) bar 。こういうお茶目な演出がフォルクスオーパーらしいですね。

Img_105_12_4194_001

そして、2010年中に本プロを終え、カウントダウンを経て、2011年に入ってからはアンコールという構成でした。今回は、カウントダウンも時間的に余裕がありました。結構、この時間を合わせるのが大変なのですよね wink

アンコールの一曲目は「美しき青きドナウ」、二曲目は「メリーウィドウ」から「唇は語らずとも」をライモンディさんとリンゲルハーンさんのデュエットで、そして三曲目はラデツキー行進曲で締めくくりました。ここでレハールの名曲を持ってくるとは考えましたね。Feriにとっての「お年玉」でしょうか。しかし、この一曲でFeriの心をわしづかみにするとは heart02

Img_105_12_4190_001

ところで、ビーブルさんは、自然体の指揮ぶりが印象的なのですが、本当に彼が振るとフォルクスオーパーのオーケストラが良い響きを奏でるのですよ。また、メンバーの皆さんも、本当にのびのびと演奏しているように感じられました。ある種の信頼関係が醸成されているのでしょうね。

今回、ちょっと残念だったのはソリストお二人のできが、今ひとつだったような感じがしたことです(ただし、Feriは端の席だったので、場所によって感じ方が違うかもしれません)。しかし、すばらしいフォルクスオーパーの響きを包まれて、2011年を迎えることができました。

余談ですが、開演前、ロビーでフォルクスオーパーのヴァイオリニスト、三輪 愛さんとばったり出くわしました。これにはお互いにびっくり仰天 happy01 。また、後半、ロシア行進曲の前に星野さんのお話が入るはずだったらしいのですが、手違いでビーブルさんが「夢の中の愛」から続けて演奏してしまう場面がありましたが、お二人ともさすがにプロ。見事にカバーしていました。


※「人気ブログランキング」に登録しています。下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります。

01_br_banner_party


音楽 |

« 2010年のオペレッタを振り返って | Main | ウィーンでも「やればできる」 シルヴェスターへの衣替えは早いぞ! »

Comments

フェリさん、明けましておめでとうございます。
いつも、リードオンリーですが、毎日かかさず拝見しております。オペレッタやウィーンの街角の話題・・・今年も楽しみにしております。
フェリさんのこのウィーンフォルクスオーパー交響楽団の記事を読み、ほぼ同じ内容のプログラムで、私の住む長野で5日にニューイヤーコンサートとして行われるようですので,さっそくチケットを取りました。
「ウィーン、わが夢の街」というテーマが素敵ですね。
ルドルフ、ビーブルさんがどんな指揮をされるのか楽しみです。

Posted by: sommer | January 02, 2011 at 01:17 PM

sommerさま、コメント、ありがとうございます。

ビーブルさんの指揮は本当に自然体で、オーケストラとのコンビネーションも抜群です。きっと、ご期待に応えることができると思います。

是非、楽しんできてください。

Posted by: Feri | January 03, 2011 at 08:26 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 2010年のオペレッタを振り返って | Main | ウィーンでも「やればできる」 シルヴェスターへの衣替えは早いぞ! »