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February 12, 2011

あまり活躍されては困る? 除雪車色々 出番はあるの?

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週末、ウィーンは強風に見舞われ、気温も14度まであがりました。この調子だと、少なくとも、雪の心配はなさそうです(もっとも、突然、大雪になることもあるのですが…)。

ところで、2010年の年末、ヨーロッパは 大寒波の影響で大雪に見舞われました。ウィーンは、さほどではありませんでしたが、それでも例年よりも除雪車が早く出動したようです。

日本でも、今年は大雪でたいへんなことになっていますね。日本の豪雪地帯は、比較的雪の対策が充実しているのですが、それでも対応仕切れないところがあるようです。なお、ウィーンでは、普通は2月くらいが一番降雪が多いのですがね

今、ウィーンは冬本番です。そこで、「街中で見かけた除雪車」をご紹介しましょう(安易な企画ですが… )。

ウィーンでは、基本的に公道の除雪は市当局が行っているようですが、例の中庭や私設駐車場は所有者が除雪を行うことになります。また、大量の雪が降った場合などは、当局の除雪車だけでは対応できないので、民間の除雪車が登場する場合もあります。

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最初にお目にかけるのはシェーンブルン宮殿の前庭で見かけた大型トラクタータイプの除雪車です。ここは場所が広いこともあり、大型の除雪車を使って、一気呵成に雪を集めていました。

ただ、アドヴェントの時期だったため、お客さまの安全にはかなり気を遣っているようで、クリスマス市の一部を閉鎖して作業をしていましたね。問題は、集めた雪をどうするか…ということなのでしょうが、Feriが見たときは、遠方まで運ぶ手立ては考えていなかったようです。日本でも、今年の大雪で一番困ったのは「雪捨て場」の確保だそうです。

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次は、以前もご紹介した小型トラクタータイプです。この手の小型トラクターは小回りがきくため、小さい駐車場や中庭でも使用可能です。冒頭の写真は、中庭にある駐車場を除雪中のシーンですが、隅々まで除雪するためには、切り返しがたいへんそうです。

大型トラクターが一般的に「こちら製」が多いのに対し、小型は日本メーカーのものが多いですね。これは井関農機さんの製品でした

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ところで、トラクタータイプには、集めた雪を持ちすくい上げるバスケットを装備しているものがあります(ホイールローダーと言うそうです)。写真は国会議事堂の前で雪かきをしていた市当局の車両です。

ちょっと興味深かったので、見ていたら、何と前輪が浮いている…バスケットを地面に押しつけて雪を集めているのですが、車体重量をかけるためか、前輪が浮き上がっていました。これにはビックリ 。これで推進力が出るのでしょうかね。

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こういったトラクタータイプの除雪車は広場なのでは良いのですが、一般の公道では使いにくいようです。そこで、公道で活躍するのが、工事用専用車タイプです。ドイツのウニモクの親戚です。

こちらはトラクターよりもスピードが出ることもあり、機動性が高いのが特長です。色々なタイプが活躍していますが、写真のREFORmという車両は農業用車両や農具を製造しているオーストリアのメーカーREFORM-WERKEBauer & Co Gesellschaft m.b.H製です。

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1910年創業の老舗ですが、最近ではこういった車両やトラクターなどを製造しているようです。なお、この手の車両は雪かきだけではなく、後部の荷台に融雪剤散布装置と搭載しており、除雪と同時に融雪剤の散布も行っています。

ところでこちらで使用される融雪剤は、砂と岩塩を混合したもの(grit、グリット)です。これを車両の後部に取り付けられた回転羽によって道路に散布します。塩が入っているため、これが衣服(ズボンなど)に付くとシミになりますから、要注意

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もう一つ作業用車両の前にスノープロウを付けたタイプをご紹介しましょう。右下写真の除雪車はWiener Linien(ウィーン市交通局)に所属する車両です。写真はカールスプラッツの停留所ですが、路面電車の線路(道路ですが)や停留所、バス停周辺の除雪を行う車両のようです。

今回、見かけた車両は、乗用車タイプのものでしたが、これは小回りを重視しているためだと思われます。実際、路面電車の走っている道路の中には、狭いところもたくさんあるので、除雪車両が大きいと逆に除雪がはかどらないケースもありそうですからね…  

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スノープロウの上にヘッドライトが付いているのは、除雪時の視界を確保するためでしょう。一般の除雪車と異なり、夜間に作業をすることもあるため、こういった対策がしてあるのだと思います。

日本では、大雪になると、整地などに使用されるモーターグレーダーという産業用車両が使われますが、こちらではウィーン市内では見たことがありません。これはモーターグレーダーは大きいため、狭い道が多いウィーンでは使い勝手が悪いのかもしれません。

また、雪をはね飛ばす回転式除雪車(スノーカッター)はウィーン市内では使われていないようです。ところで、日本の豪雪地帯では超小型のスノーカッターを所有し、使っている住民の方がいますね。

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最後は乗用車スタイルです。これは日本では、あまり見かけないタイプですね。おそらく四輪駆動車だと思うのですが、その全部に油圧式のスノープロウが取り付けられています。改造車だと思うのですが、比較的小型の車両が使われています。これは、狭い路地などの除雪を考慮しているからでしょう。しかし、特殊装備をつけているので、個人で買うには、結構たいへんだと思います。いくらぐらいするのか、興味がありますね

余談ですが、昨年末、北ヨーロッパに大雪が降った際、空港にストックしてあった融雪剤が在庫切れになり、空港閉鎖が解除できなかったという話を耳にしました。おまけに融雪剤を空港へ運ぶためのトラックが、アウトバーンの通行止めで立ち往生 、空港の再開が大幅に遅れてしまったそうです。

さて、2月に入りましたが、これからも除雪車が大活躍する日がくるでしょうかね。まぁ、あまり活躍してもらいたくない車両ではありますが…

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