やっぱり食べたい“ハンドセンメル”
次は、チェーン店のベッカライのセンメルです。ウィーンでは最近はアンカーやるDer Mannなどのベッカライのチェーン店が幅をきかせています。こちらは郊外の工場で仕込みをしており、店内ではチルドの生地を焼いているようです。ですから、タイミングさえ良ければ、結構、おいしいセンメルが手に入ります。
しかし、何とっても「独立系ベッカライ謹製のセンメル」にはかないません。マイスターが精魂込めて作るセンメルは最高です。では、どこのベッカライでもおいしいセンメルが手に入るのか…というと、最近では生地を機械で練るところが増えてきています。もちろん、機械練りでも、独立系ベッカライの場合、店頭へ出るまでのリードタイムが短いですから、おいしいですね 。
という訳で、「最高においしいセンメル」は、昔ながらの製法、つまりマイスター(またはマイスタリン)の方々が生地を手で練っているハンドセンメルです 。
ただ、お客さまは工房に入る訳にはいきませんから、機械練りか、手練りか見極める方法はありません。しかし、お値段を見るとハンドセンメルは大量生産に向かないため高めです 。つまり値段で判断するのが手っ取り早いようです。
ちなみに、今回お目にかける二枚目の「センメルの写真」は、正真正銘のハンドセンメルです。懇意にしていただいている某氏のご家庭にお招きいただいた際、ご用意いただいたのですが、おいしかったですよ 。
三枚目の写真は、Feriが夏に滞在している某ホテルで朝食にでてくるものです。非常においしいのですが、ハンドセンメルかどうかは、微妙なところです。でも、おいしいから、このホテルに滞在中は毎朝、楽しみにしています
ハンドセンメルは田舎でないと手に入らないような気がしますが、実はウィーンでも手に入ります。ところが、ここに来て、ちょっと残念なニュースが入ってきました。老舗のベッカライでハンドセンメルも販売していたハンマーシュミットというお店(8区)が、最近、突然閉店してしまいました 。今のところ、看板や内装も、まだ以前のままなのですが、市内に数多くの店を出しているDer Mannが店舗を引き継いだようです。廃業の理由はよくわかりませんが、残念なことです
。
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Comments
センメルの話題にまたやってきました。(笑)
ハンドセンメル(って言うんですか?)は、大きさがまず違いますよね~。私は、この写真の模様のセンメルも好きですけど、真ん中に丸い印のあるやつが特に好きです。あの丸いところを先に食べて・・・
おいしいセンメルに出会ったら本当にうれしいですね♪
Posted by: トミー | March 03, 2011 20:42
とみーさま、こんにちは。
そういえば、Feriが最近食べるのは写真の形が多いですね。「真ん中に丸い印」があるのもありますね。しかし、ハンドセンメルを作っている独立系のベッカライが少なくなってきているのは、本当に残念です。
Posted by: Feri | March 04, 2011 05:18