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March 08, 2011

今日は「謝肉祭の火曜日」

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今日、オーストリアをはじめとするカトリックの国では、復活祭(カーニバル)を締めくくる「謝肉祭の火曜日」(fasching dienstag)です。

日本人にはなじみのない行事ですが、復活祭の46日前に(一般的に2月~3月初旬)に、謝肉祭(カーニバル、ウィーンだとファッシング「fasching」と呼ばれます)のイベントが行われが、その最終日が2011年は今日なのです。一般的にカトリックが普及している地域では盛大にお祝いをするようで、ウィーンもその一つです。

ところで、なぜ、「謝肉祭の火曜日」の日が固定されていないかというと、これは復活祭(イースター)が移動祝日になっているためです。復活祭は太陰暦に従って決められた関係で、現在の太陽暦に当てはめると、日付が変わってしまう…という訳です。

現在では、復活祭は3月22日から4月25日のいずれかの日曜日に設定されます。ちなみに今年、2011年は4月24日ですが、昨年は4月4日でした。

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そして、復活祭の46日前の水曜日(灰の水曜日)から、「復活祭前日の土曜日」(聖土曜日)までを四旬節と呼びます。本来、この四旬節の期間は、食事の節制と祝宴の自粛が行われ、償いの業が奨励されています。しかし、現在では厳密に守っている人は少なくなっているようです(まぁ、しかたがないですよね )。

そして、四旬節に入る「断食前夜」が「謝肉祭の火曜日」ということになります(わかりにくいので図を用意しました )。春の到来を告げるお祭りでもあります。この謝肉祭の期間は、地域によって異なるのですが、一般的には一週間が目安になっているとか…ただ、必ず最後は火曜日(灰色の水曜日の前日)になるように設定されています。

ではウィーンも一週間かと言えば、実はもっと長いのです。何と毎年11月11日11時11分にスタートし、約2ヶ月間続きます(終わりは「灰色の水曜日」前日の火曜日) 。ただ、実際にはクリスマスなどがあるため、ファッシングを意識するのは、年が明けて、クリスマスツリーの撤去が終わった頃からになります。

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そして、ウィーンでは、このファッシング期間中が舞踏会シーズンになっています。祝宴を自粛する四旬節の前だからこそ、皆さん、着飾って踊り明かすという訳です 。日本人は「カーニバル=舞踏会」という図式が頭に思い浮かびませんが、これは宗教行事と関連しているので、しかたがないかもしれません。ちなみに国立歌劇場で行われるオーパンバルの日程が年によって違うのも、復活祭の関係なのですよね。

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まぁ、日本で有名なカーニバルと言えば、ヴェネツィアやリオデジャネイロなどでしょうか。写真はドイツ・ミュンヘンの模様です。旧市街に入る門には人形が吊されています。そして、街中には仮装をした集団が練り歩くのですが、二枚目の写真がミュンヘンに出没した仮装集団です。地域によって、色々なお祝いの仕方、とくに仮装には地域性が出るようです。

今日、ウィーンにいらっしゃる方は、もしかすると市内で仮装をした集団とすれ違うかもしれません。

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