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April 21, 2011

また会う日まで‥虫たちのファンタジーワールド フォルクスオーパーの「トゥーランドット」

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色々と奇抜な演出で、ある意味、楽しませてくれるフォルクスオーパーのオペラですが、プッチーニの名作「トゥーランドット」は、2011/2012シーズンでは上演されないことが決まりました。そこで、しばらくは「見納め」になるので、観てきました。

ちなみに最終公演は「Kibo-Hoffnung Konzert fürJapan」が行われた10日の「夜の部」でした(Feriが観たのは、その前です)。

Feriが前回、フォルクスオーパーで「トゥーランドット」を観たのは、2008年3月ですから、久しぶりです。なお、現在のプロダクションでの総上演回数は30回を下回っています。意外と上演数が少ないですね。

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さて、当日の指揮はEnrico Dovicoさんでした(ちなみに2008年の時は当時主任指揮者だったLeopold Hagerさん)。主なキャストは、トゥーランドットはAnda-Louise Bogzaさん、皇帝アルトゥームはWolfgang Gratschmaierさん、ティムールはFlorian Spiessさん(今日が初担当)、カラフ王子はMario Zhangさん(この人は2008年3月も同じでした)、リューはMelba Ramosさん(お久しぶりですが、2008年3月も同じでした)、ピンはMichael Krausさん、パンはChristian Drescherさん(こちらも2008年3月と同じ)、ポンはAlexander Pinderakさん、マンダリンがYasushi Hiranoさんという面々でした。

が、皆さん、特殊メイクをしている上に奇抜な衣装(衣装と言うより仮装に近いですね)なので、正直、誰が誰だか良くわかりません。

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演出は基本的に2007/2008シーズンと同じでした(細かいところはいじってあったかもしれませんが、3年ぶりなので、前回の演出を詳細に覚えていないもので‥ご容赦を)。「トゥーランドット」は、フォルクスオーパーのオペラの中では、合唱団(少年少女合唱団を含む)やバレエ団など、出演する人数が多いのが特徴です。

コスチュームは基本的に虫をイメージしたデザイン(正に虫たちのファンタジーワールド)なので、Feriなどは、仮面ライダー・シリーズのショッカー軍団を思い出してしまいます。そういえば、仮面ライダーのような格好の出演者もいますね。首切り役人は、巨大なハサミが特長のクワガタムシらしき扮装です(トップの写真がそれ)。

演出をした方が、まさか日本の仮面ライダーシリーズを見てヒントにした‥ということは内でしょうがね。またカラフ王子は、映画「スターウォーズ」のチューバッカとイメージが重なってしまいます。唯一、普通のコスチュームをまとっていたのがタイトルロールのトゥーランドットです。それ故に、目立つのですがね(演出家は、それを狙っているのでしょう)。

演出や衣装はかなり個性的ですが、今回、歌手の皆さんの歌いぶりは、なかなか見事でした。

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特にカラフ王子のMario Zhangさんは、相変わらず見事な歌いぶりでしたね。皆さん期待の「誰も寝てはならぬ」も期待通りの仕上がりでした。一方、トゥーランドットのAnda-Louise Bogzaさんですが、一定の水準に仕上がってはいましたが、「歌が抜群に良い」というレベルではありませんでした(あくまでもFeri個人の感想です)。

当たり前ですが、抜群に良かったのはリューのMelba Ramosさんです。演技、歌共に安定感抜群でした。特に3幕で歌う「心に秘めた大きな愛です」と「氷のような姫君の心も」は見事でしたね。リューは、本来、脇役ですが存在感は抜群でした。実際、カーテンコールでも一番拍手が多かったようです。

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実は、Melba Ramosさん、今年のお正月に来日し、ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団とともに各地でニューイヤーコンサートを行ったのですが、正直、その時に比べて、まるで別人のようでした(別に日本公演で手を抜いていた‥という訳ではありませんよ)。

ところで、フォルクスオーパーの「トゥーランドット」は最近では珍しく2時間45分の上演時間ですが、1幕後、2幕後にそれぞれ休憩が入ります。そのため実質上演時間は2時間のオペラになります。そのためか、無駄をそぎ落としており、テンポの良い展開になっているのが特長です。

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ところで、この舞台をご覧になった方はわかると思うのですが、虫の衣装を身につけた出演者の一部に電飾が施されているため、舞台が暗くなっても映えること‥オペラファンの皆さまは、「基本的に歌重視で、演出や舞台装置は気にしない」という方と、「歌劇なのだから、歌に加えて衣装や舞台装置も大切」という方がいらっしゃいます。

Feriは、基本的には後者ですが、ここまで奇抜にしてしまえば、見事なファンタジーワールドに変身。それなりに楽しめるフォルクスオーパーらしいオペラでした。プッチーニご本人が生きていたら、どんな感想をお持ちになったでしょうかね。

2011/2012シーズンはお休みとなりましたが、衣装にも結構、お金がかかっていますので、恐らく、しばらくしたら再上演という可能性が高いと思います。お休みの理由は、一つには歌手を揃えるのがたいへんなのかもしれません。

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Comments

素晴らしい舞台ですねー!

Posted by: 仕事 辞めたい | April 21, 2011 19:27

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