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May 16, 2011

今も残るウィーン市内の「市」

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今日は「昔ながらの市にまつわるお話」をご紹介しましょう。

ウィーンの皆さんの日常生活を知るにはスーパーマーケットに行くのが手っ取り早いと思います。実際、ウィーンにお住まいの皆さまも日常的にスーパーマーケットを利用していますからね。

ただ、もう少しディープな世界に浸りたい場合、お勧めするのが、街中に立つ「市」です。皆さんは食品を扱う代表的な市と言えばナッシュマルクトを思い出すかもしれません。ナッシュマルクトもおもしろい食材が並んでいて、見ていて飽きませんね。ただ、最近は観光地化してしまっている分、ちょっと俗っぽくなっているという気もしますが‥

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このほか、ナッシュマルクトほどの規模ではありませんが、ウィーン市内には常設の市(原則として毎日、開催しているという意味ですが)が結構あります。場所によって、いらっしゃるお客さまの層(国籍も含めて)が違うため、当然、取り扱う商品が変わってきます。このあたりが、おもしろいところですね。

さて、こういった「常設の市」の他に、日にちを限定して開催される市もあります。開催される場所は昔ながらの教会前広場です。

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今日、ご紹介する市も教会前広場で開催されていました。ただ、この手の市で普通の食材を扱っていても、正直、商売にはなりません。そこで、最近のキーワードは「BIO」です。つまり有機農法や自然素材を使った食材を、生産者が直に消費者に販売しています。そのため「BAUERUNMARKT」(農家の市)と呼ばれる場合もあります。

扱っている商品は、野菜や果物などの 農産物、 パン、肉類、チーズなどの乳製品、鮮魚、そしてオーストリアの市では欠かせない ワインなどです。

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いずれも生産者が販売しているため、品質には自信を持っているようです。当然、お値段は普通のスーパーなどよりも高い場合が多いようですが、特定のお客さま(いわゆる常連さん)がついているため、商売としては安定しているようです。

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見ていると、常連のお客さまが多いためか、販売している人たちと会話を楽しみながら、お買い物をしている姿をよく見かけます。何となく「昔の市場」を思わせる光景ですね。

やはりFeriが気になったのは小さなワイン醸造農家直売のワインです。美味しそうですね。何しろ生産量が少ないですから、手間がかかっていることでしょう。最もこれは他の食材にも言えることですが‥ やはり生産者の皆さんが直接売っているところに、魅力があるのでしょうね。

皆さんも、ガイドブックに乗っている場所を巡るのに飽きてきたら、このような市を探してみてはいかがですか。楽しい発見が沢山あると思います。旅行者の皆さまでもパンやワインはお買い求めになることも可能ですよね

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ところで、余談になりますが、最近、「日本の農業が衰退している」と言われていますが、実は日本の国内農業生産額は2005年時点で、826億ドル(8兆円相当)の規模で、これは中国、アメリカ、インド、ブラジルに続き、世界第5位を占めているのをご存じですか。

そして、生産量が世界トップレベルの農産品も沢山あります。何とネギは世界一、ホウレンソウが2位、ミカン類は4位、キャベツは5位、イチゴ、キュウリは6位だそうです。話が横道にそれたので、今日はこのあたりで‥


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