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May 05, 2011

究極の駆け込み乗車防止法かな?(動画付き)

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今日はちょっとひねくれた「地下鉄の話題」をお届けしましょう。先日、ウィーンの地下鉄に、ドアに挟まれる事故を防止するための新しいピクトグラムが登場した話題をお届けしました。

しかし、実際、このピクトグラムですが、どのくらい効果があるのか、疑問ですよね(口の悪い人は、当局のアリバイ作り…と言っていますが )。

しかし、どこの国でも地下鉄などのドアに挟まれて事故に遭う人はいる訳で、様々な対策が講じられています。一番多いのは、ドア付近にセンサーを設けて、センサーに引っかかった場合はドアが閉まらないようにする方式です。センサーは光学式や感圧式(ドアへの接触を感知する)などが一般的なようです。ちなみにウィーンの路面電車では光学式のセンサーが採用されているようです。

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ウィーンの地下鉄をご利用になった方はおわかりのように、こちらのドアは日本の鉄道車両ではあまり見かけない「プラグドア」と呼ばれる形態です。ドアが開くときは、外側にせり出してスライドし、閉まると車体と一体構造になるタイプです。

ヨーロッパでは、この国鉄車両も含めてプラグドアが多数採用されていますが、これは高い気密性があるためのようです。こちらは寒いですから、すきま風が入ると問題ですからね(日本でも、最近は徐々に採用されるところが増えてきましたが、通勤電車の採用例はありませんね)。

日本でも、新しい観光バスにプラグドアが採用されているので、その動きをご覧になった方も多いと思います。

ただ、日本のプラグドアと、こちらのプラグドアで一番違うところは、「閉まるときの力」かもしれません。とくにウィーン地下鉄の旧型車両では、ゆっくり移動してきて、バチッと勢いよく閉まるようになっています。まるで、「駆け込み乗車をしたら容赦しないよ」という電車からのメッセージのようです。

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しかも、気密性の観点から、ドアについているゴムが非常に堅く、しかも特殊な形状をしています。そのため、挟まれた場合、正直、かなり痛い(場合によっては怪我をする)と思います。ですから、駆け込み乗車には、それなりの覚悟が必要なことになります

ところが、さすがに最近では、この強力な力で閉めるで怪我などの事故が発生しているためか、新しい地下鉄車両では、同じプラグドアでもかなりソフトな閉まり方になってきました。日本の車両のように、閉まる直前に若干、力を抜くようなシステムに改められているようです。しかもセンサーがついているようなので、仮に挟まれても、そのまま発車…ということはなさそうです。

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ところで、このドアですが、U1~U4系統で使用されている車両には、オーストリアのIFE社(Industrie-Einrichtungen-Fertigungs-AG)で製造されたものが使われています。この会社、ウィーンにあると思いきや、ニーダーエスターライヒ州のWaidhofen an der Ybbsという山間の風光明媚な街にあります(オーバーエスターライヒ州、シュタイヤマルク州に接する場所にあります。右の写真が、新型車両に取り付けられている同社の銘板です)。こういった高度な工業製品をつくる会社が、このような山間の街にあるところが、いかにもオーストリアらしいところです。

というわけで、良いか悪いかは別として、「強力な力で閉めるプラグドア」は、ある意味、究極の駆け込み乗車防止法かもしれません。

ところで、この記事をまとめている最中、Wiener Linienから新しい情報がリリースされました。内容は、「地下鉄で英語の注意放送を始めます」というものです。今までも外国人が多く集まるイベントの時などには、臨時に英語のアナウンスを入れたことがあるようですが、今回は恒常的に実施するようです。何か、どこかの国みたいになってきましたね

今回は、新旧、両方の車両でどれくらいドアが閉まるときの感じが違うかを動画でご紹介します。旧型車の2カット目では、ちょうど、ドアが閉まる直前にお兄さんが飛び乗っているシーンを見ることができます。ビデオなので、ドアが閉まるときの音が、本物より小さくなっていますが、違いはわかると思います。なお、このビデオは英語版注意放送が入る前にものですから、ある意味、貴重なのでしょうかね?

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