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May 14, 2011

新聞販売に欠かせない「謎のボックス」

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今日は「新聞配達にまつわるお話」をお届けします。

こちらでは、新聞の宅配もありますが、街中のスタンドで購入する人も多いですね(以前は、宅配される時間が遅かったため。今はシステムが変わり、日本のように早朝、宅配されるようになりました)。

このブログでもご案内したように、有人スタンドが「休みの日」には、街頭に無人スタンドが仮設されます。

さて、それでは「有人の新聞スタンド」には、どのように新聞が届けられるのでしょうか。日本の場合、早朝、営業を始めていない駅のキオスク前を通ると、束になった新聞が無造作に置かれていることがあります。

日本の場合、これで大丈夫なのでしょうが、こちらでは、新聞をスタンド前などに置いておいたら、盗難に遭う可能性があります。かと言って、スタンドが開く時間(スタンドのお兄さんやおじさんが出勤する時間)に合わせて、配送するのも非効率的です。

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そこで登場するのが、街角に点在する「謎のボックス」です。

この金属製の箱には、鍵がかかるようになっており、各新聞社で印刷された新聞は、早朝、この箱の中に届けられます。そして、スタンドのお兄さんやおじさんが出勤後、鍵を開けて、この箱から新聞を取り出し、店頭に陳列する‥という仕組みです。当たり前ですが、鍵は共通になっている訳ですね。

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なお、冒頭の写真は仮設スタンド方式ですが、この場合、箱は移動式になっているようで、どこか「内緒の場所」(一般の人には目につかない場所)に置いてあるのでしょう。

左の写真は、固定式の有人スタンドですが、写真の右側に小さく見えるのが「例のボックス」です。

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作業する時間が早朝というケースが多いため、なかなか、この箱から新聞を取り出して、店頭に陳列するシーンは見かけることがないのですが、先日、たまたま見るチャンスがありました。それが今回ご紹介する冒頭の写真です。

また、スタンドで販売されている雑誌についても、同じようなシステムが導入されているようです。ただ、こちらは出版社別ではなく、配本会社(日本で言う取次店)で一つの箱を使っているようですね。ちなみに上の写真で、ふたが開いている箱(左側)が雑誌用、ふたが閉まっている右が新聞用です。

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こちらではスーパーマーケットなどでも新聞が販売されていますが、一部のスーパーでは入り口脇に、この新聞保管箱(と勝手に名付けました)が設置されています。写真のスーパーでは、入り口右側に「謎のボックス」が見えますね。

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実は、この箱、新聞社毎に設置されているため、だいたい二つ以上、並んでいます。大きな箱が路上を占拠していて、無駄なような気もしますが、よく考えれば、競合関係にある新聞を呉越同舟で箱に入れる訳にはいかないですよね。

しかし、先日ご紹介した「街頭本棚」のシステムと比べると、新聞の場合、商品価値が高いのか、予想以上に厳重な保管体制がとられていますね。このあたりの違いがウィーンらしいとような気もします。


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