« ロケ隊のケータリング・サービス | Main | ちょっと気になるショーウィンドウ »

May 02, 2011

番外編 映画「モーツァルトの恋」が上映されます

2011_05_mozart_001

今日はオーストリア風に言えば、「窓の日」(休日と休日の谷間の平日。オーストリアでは突然、当日欠勤が増えると言われています )です。しかし、今年は公式に休みにしている会社さまも多いようですね。

さて、 今日は「興味深い音楽映画の話題」をお届けしましょう。しかも、上映される場所は東京なので「番外編」としました。

今回、上演される作品は「モーツァルトの恋」(原題は“Wen die Götter lieben”)。第二次世界大戦中の1942年オーストリアで制作されたモーツァルト伝記映画です。当然、映像はモノクロ、音声もモノラルですが、「天才モーツァルトをめぐるウェーバー家の姉妹との三角関係、そして成功の絶頂期を迎えたモーツァルトに静かに忍び寄る病魔の影。生き急ぐ天才作曲家の愛と青春と苦悩を描く」という、なかなか味わい深い作品です。

当ブログのコンセプトでは、Feriが観てから(体験してから)、感想をお伝えするのが筋なのですが、多くの方にご覧いただきたいために、今回は「観る前」の情報提供としました。

2011_05_mozart_002

監督、撮影そして音楽監督は、ベートーヴェン生誕180年を記念して1950年に制作されたベートーヴェン伝記映画「エロイカ」でもコンビを組んだカール・ハートル(監督)、ギュンター・アンデルス(撮影)、アロイス・メリヒャー(音楽監督)です。そして映画の中の演奏(サウンドトラック)は、ウィーン・フィルが担当しています。

主役のモーツァルトはハンス・ホルト(このブログでも2008年6月にご紹介した映画「菩提樹」でフォン・トラップ役を演じています)、妻コンスタンツェはヴィニー・マーカス、歌手ルイーゼはイレーネ・フォン・メイエンドルフが出演しています。

2011_05_mozart_003

また、オーストリアの名女優ロミー・シュナイダー(シシー役で有名になった女優さん)の祖母ローザ・アルバッハ=レティーがウェーバー家の母を演じています。また、クルト・ユルゲンスが皇帝ヨーゼフⅡ世役として起用されています。

当たり前ですが、この手のロケ地には事欠かないウィーン。シェーンブルン宮殿などを使ったロケも行われているようですね。しかし、第二次世界大戦中の1942年(ちょうどスターリングラードの攻防戦が行われていた頃)に、こういった映画を作っているのですから、オーストリアもたいしたものです。

ところで、この作品を監督したオーストリア人のカール・ハートルは、第2次大戦後、アメリカに渡り、本作を自分自身でリメイクした作品「The Mozart Story(英語版)」を制作しています。このは、「The Mozart Story」は1951年に日本で公開されているそうですが、オリジナル版の「Wen die Götter lieben」が日本で公開されるのは初めてだとか(最も英語版が初公開された年には、Feriはまだ生まれていませんでしたが… )。

2011_05_mozart_004

今回の上映に当たり、デジタル処理をしたフィルムを使うようなので、古い映画ですが鮮明な映像を楽しむことができそうです。

ただ、こういったディープな映画なので、一般劇場での公開ではなく、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都立写真美術館ホールで上演されます。

上演期間は5月14日から6月3日まで(毎月曜と5月21日、5月26日は休演)となっています。上演時間をはじめとする詳しい情報はaustria-fan.comさんの「日本で楽しむオーストリア 国内イベント編」のコーナーをご覧ください。

2011_05_mozart_005

また、austria-fan.comさんの一周年記念プレゼントの賞品にも、本映画のペア鑑賞券が入っているそうです

当ブログの読者の皆さんでしたら、きっと色々な意味で楽しめる作品だと思います。それにしても、こういった作品の日本上映に尽力された配給元さまには頭が下がります。

なお、「モーツァルトの恋」の公式ホームページ内で、ペア割キャンペーンを実施しています。窓口提示でペア(2名様)割引きになる特割チラシを、ホームページから申し込むともれなくプレゼントされるそうです。プレゼントに外れてしまった方は、こちらをご利用になったらいかがでしょうか

なお、今回、ブログに掲載した画像は配給元の株式会社テイアンドケイフィルムさまから、特別にご提供いただきました。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

05_banner_br_hanataba


映画・テレビ |

« ロケ隊のケータリング・サービス | Main | ちょっと気になるショーウィンドウ »

Comments

 こんにちは、大阪では、テアトル梅田で 5/28から上映されます。
ロケ地はプラハの『アマデウス』を過去見たので、また、6月は見たい映画がいっぱいなのでパスしよう思っていたら、この記事に当たってしまいました。
 スターリングラードの攻防戦が行われていた頃 > 何かの本で読んで しかも、うる覚えですが、
1938/5/15 ヒトラーがオーストリア併合の 前日か、前々日の閣議の議題が「国立歌劇場で喜劇を禁止すべきか」ですから。

Posted by: heibay | May 03, 2011 13:56

オーストリア併合 1938/3/13 でした。

Posted by: heibay | May 03, 2011 14:09

heibayさま、コメント、ならびに情報提供、ありがとうございます。

何しろ古い映画なので、日本では、実際に観たことが無い方が大多数かと思います。皆さんがご覧になってのご感想もうかがいたいところです。

Posted by: Feri | May 03, 2011 15:20

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ロケ隊のケータリング・サービス | Main | ちょっと気になるショーウィンドウ »