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June 06, 2011

お疲れ様です 深夜の緊急メンテナンス

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今日は「ウィーンの都市交通を支える皆さまの話題」をお伝えしましょう。

Feriはウィーンでは路面電車をよく利用しますが、皆さまはいかがですか。路面電車は文字通り、道路の上(例外はありますが)を走るため、普通の鉄道とは違う苦労があります。一つは自動車との衝突事故です。基本的に路面電車の方に優先権があるようなのですが、時々、接触事故などが起こるようで、ボディの一部がへこんでいる電車を見かけることがあります。

もう一つは、線路や架線のトラブルです。線路に関しては、道路場を走る区間では、普通の鉄道とは違った特殊なレールを使用しています。これは人がレールに足を挟まれたりするトラブルを防止するためで、レールそのものは太いのですが、車輪が入る「くぼみ」が浅いのが特長です(2枚目の写真はウィーン路面電車博物館に展示されている線路の断面模型です。レールの断面が特殊な形状をしているのが、おわかりになると思います)。

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問題はレールのくぼみが浅いため、ゴミなどが詰まりやすいということです。通常の区間ならばたいした影響はないのですが、ポイントのある部分では、このゴミがやっかいな存在です

というのはゴミが詰まってポイントが転換できなくなってしまうことがあるのです。普段でもポイントが切り替わらず、運転士さんが電車から降りてきて、手動でポイントを転換していることがあります。何しろ系統が複雑で、同じ線路の上を複数の系統が走るため、ポイントが切り替わらなくなると、これは運行上の大問題になりますからね。

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さて、先日、フォルクスオーパーからの帰りに5系統の路面電車を利用しました。途中の停留所で、他の系統に乗り換えるためいったん下車したのですが、その際、ポイントの緊急メンテナンスを行っていました。

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恐らくゴミが詰まって、自動でうまく切り替わらなくなったのでしょう。作業用自動車に積まれた高圧ポンプからポイントの部分に勢いよく水を吹き付けていました。水の勢いでゴミを吹き飛ばそうというのでしょう。結構、水圧が強く停留所で待っているお客さまの方まで水しぶきが飛んできました。

緊急メンテナンスの甲斐あってか、その後、ポイントは自動でうまく切り替わるようになり、路面電車もスムーズに走っていました。しかし、こういった緊急メンテナンスの体制ができているから、複雑な路面電車の系統がスムーズに運行できるのでしょう

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