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June 01, 2011

ウィーンを席巻する「焼きそば旋風」

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6月最初の話題は最近、ウィーンで急速に普及している「焼きそば」です(Feriも好きなものですから‥ )。

度々登場する(というか、Feriが登場させている)ウィーンの「焼きそば」ですが、最近、本当に扱うお店が多くなってきました。この手のお食事ものは、当たり前ですが需要がないと絶対にお店の数は増えません。

一つには、ウィーンのアジア・中国系住民が増えたことも影響しているのかもしれませんが、実際にお店のお客さまを観察していると、地元ウィーンの方も多いのですよね。写真のお姉さんも、上手にお箸を使って召し上がっています 。興味深いのは、いわゆる ラーメン(汁そば系)ではなく、焼きそばだということです。

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ウィーンの冬は寒いのですから、ラーメンの方が何となくオールシーズンで考えれば、需要が高そうな気がするのですが、恐らくスープの味がネックになるのだと思います(ウィーンの夜泣きそば‥なかなか乙だと思うのですがねぇ)。

その点、焼きそばの方が地元の人にも受け入れやすい味に仕上げやすいのかもしれません。さらにスナックスタンドの場合、焼きそばは「作り置きができる」というのが、最大のメリットでしょうか。作り置きしておけば、フランクフルターやブラートブルストの場合と、ほぼ同じ時間で、お客さまに提供することが可能ですからね。

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日本では焼きそばと言えば、「ソース焼きそば」が多いですが、こちらではいわゆる中華風焼きそばですから、醤油プラス塩といった感じの味付けです。本来はオイスターソースを使うのでしょうが、さすがに屋台ではコスト面で厳しいと思うので、「本物のオイスターソース」を使っているところは少ないと思います(別に確かめたわけではありません。あくまでもFeriの感想です‥)。

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また、繁盛しているお店と、そうでないお店が分かれているところを見ると、単に立地の善し悪しだけではなく、「味に違い」がありそうです。ちなみに、Feriが知っている限りで一番繁盛しているお店は、以前にも紹介したシュヴァーデンプラッツの「HAPPY NOODLE」さんです。昼時になると、必ず行列ができていますからね。

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すぐ近くにも、同じような焼きそばを売っているお店があるのですが、なぜか、こちらでは行列を見たことがありません。お客さまは正直です。「シェアはお客さまからの通信簿」という名言がありますが、正にその通り

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以前は「HAPPY NOODLE」のようにテイクアウト専門(もしくは街頭で食べる)のお店が中心だったのですが、最近はちゃんとした店舗方式のところも増えてきました。もちろん、テイクアウトもできるのですが、店内で召し上がることもできるというファストフード方式ですね。

ちなみに、最近誕生したのはオペラに面したホテル・ブリストルのビルに入っている店舗です(nodleZさん)。また、庶民的な街マイドリンクの目抜き通りにも、ガラス張りのきれいな焼きそば店が、先日オープンしました。この店、焼きそば店になる前が何だったか覚えていないのが、残念です。先日、でかけたら案の定、歩道に客席ができていました。新店舗にもかかわらず、ここは昼時になると地元の皆さまで賑わっています。

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また、先日もスナックスタンドの話題でお届けしたように、ブルストスタンドが焼きそばを扱うようになるなど、まぁ、ウィーンには「焼きそば旋風」が吹き荒れています。そして、ついに今まではケバブを中心に扱っていたスナックスタンドにも、焼きそばが乱入

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Feriも、実は焼きそばは好きなので、時々、食べますが、まぁ、そこそこの味です。スタンドの場合、お値段が安いのがいいですね。いわゆる「野菜焼きそば」(NUDELN MIT GEMÜSE)の場合、レギュラーサイズが2.5ユーロ、大盛りが2.9ユーロですから。

ところで、野菜焼きそばの場合、具には何が入っているかというと、ベースとなるキャベツやにんじんが入った焼きそばに「モヤシ」をトッピングしているだけです。他のメニューもありますが、基本的にトッピングによって変化を付けるパターンで、焼いた鶏肉などが乗っているものもあります(NUDELN MIT HÜHNERFLEISCH)。

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ウィーンでは焼きそばを入れる容器は、どこかの業者さんが一括して納品しているようで、多くのお店が「福」と書かれたBOXを使用しています。この業者さん、笑いが止まらないでしょうね。

それから、お店によっては、雰囲気を出すため、看板に漢字を取り入れているところもあります。ただ、日本人にはおなじみの「麺」ではなく、「面」になっています。これは別に間違いではなく、最近の中国では焼きそばを「炒面」と書くそうです。

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このほか、屋号を変えている店も出てきているので、もしかすると本家から独立した人がいるのかもしれません(屋号を変えていますから「のれん分け」という訳ではなさそうです)。ただ、提供している焼きそばは、屋号を変える前と一緒なようです。

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こういった地元密着のジャンクフード(B級グルメ)に関する話題は興味深いですね。日本では、最近、ご当地グルメがちょっとしたブームになっています。日本人は麺類が好きな民族なので、ご当地グルメの中には、焼きそば系が結構あるとか‥(そういえば、焼きそばで「町興し」をしたところがありましたね )。 

どこまで市民権を拡大するのか? 「ウィーンの焼きそば」に目が離せません


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Comments

 ウィーンの地下鉄に乗ったとき、小学生のリュックサックが、龍の絵に「福」「福」「福」のデザインでした。
「福」は、何かテレビ番組でもやっているのでしょうか?
ただし、その小学生、着ていたT-シャツは、髑髏(ドクロ)でしたが。。。
 ところで、ランチタイムには、中華料理店で、安くて、おいしくない焼飯が食べれるのですが、
オペラが終わった後の時間帯で、安い米飯が食べれる店の特集をお願いします。

Posted by: heibay | June 04, 2011 10:44

heibayさま、こんにちは。

「福」は「happy」から来ているようで、中国料理店などでもよく見かけますよね。
日本にあふれている外国語の文字と同じく、あまり深い意味はないと思います
そういえば、フォルクスオーパーで上演されている「微笑みの国」に出てくる「金色の像」にも「福」と書かれていましたね。

ご要望、ありがとうございます。今度、探してみましょう。

Posted by: Feri | June 05, 2011 09:14

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