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June 29, 2011

地下鉄U6系統の電車

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今日は「ウィーンの地下鉄U6(と言っても地下はあまり走っていませんが)の話題」をお届けします。

現在、U6系統は路面電車型のボンバルディア製低床式車両Type Tに統一され、78編成が活躍しています。この電車ですが、車体は白、窓周りはグレー、窓の下には赤いラインが入っています。また、ドアが赤く塗られているのもアクセントになっています。路面電車の塗装に似ているのですが、路面電車の方は「上下のツートンカラー」になっていますから、雰囲気は違いますね。

路面電車ULFの親戚のようにも見えますが、メーカーが違うため、仕様もデザインもかなり異なっています。

Type Tの仕様は、3車体1ユニットの連接構造で、全長は26.8メートル、最高速度は80km/h、定員136名(座席定員58名)です。ULFは連接部分に車輪がありますが、こちらは先頭車両の前方にボギー台車、中間車体に1軸の台車が二個という、ちょっと変わった構造です。U6系統はウィーンの地下鉄では唯一、架線から電気を取り入れていますが、Z型のパンタグラフは中間車体に取り付けされています。

現在、営業運転では1列車が4ユニットで構成されています。足回りの関係なのか、高速走行中には結構揺るような気がします。

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この電車がおもしろいのは、通常使う運転台が一方方向にしか設置されていないことです。これは4ユニットを連結した場合、運転台を全く使わない車両が出るため、無駄を省くことから運転台を一箇所省略したのでしょう。

ウィーンの路面電車は、終点がループ線になっていて、常に一定の方向で走るようになっていますが、U6の方は普通の地下鉄(U1、U2、U4)と同じく、折り返し運転をするので、編成の両端には運転台が必要です。そのため、Type Tでは、編成の両側に運転台が出るように調整されています。まぁ、色々とたいへんなのですね。

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ところで、U6で使われているType Tですが、「本当の兄弟」がいます。実はバーデンに向かう私鉄Badnerbahn(WLB)のTW400が兄弟なのです。ただ、色が違うこともあり、一見すると兄弟には見えませんよね。なお、路線が違うこともあり、細かい仕様は異なっている部分もあるそうです。

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さて、このType Tですが、最近車体の色が変わりだしました。具体的には、車体のベースカラーが従来の白から、他の地下鉄と同じグレーに変わっています。

最後の写真ですが、左側が旧塗装、右側が新塗装です。夜なので、差がよくわからないかもしれませんが、Feri個人としては、白ベースの方が軽快な感じがして好きなのですが、皆さまは、どのようにお感じになりますか。

余談になりますが、ウィーンにある路面電車モデルのメーカーLEOPOLD HALLINGさんでもType Tを発売していますが、さっそく新塗装のモデルもリリースされました。さすがに地元だけあって早いですね


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鉄道のお話 |

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Comments

こんばんは、通りすがりに失礼します。鉄道が好きで、ウィーンへの旅行がてらU6にも何回か乗車しました。

U6ではType T1が以前からグレー塗色で走っていたかと思いますが、TとT1は同種同士で編成を組んでいたと思います。お写真では白とグレーが混結されていることから、Type TをT1同様に更新したか、TとT1を混結して使い始めたかのどちらかと思います。

もしご存知でしたら是非ご教示いただきたく・・・!

Posted by: | July 18, 2011 04:16

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