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August 20, 2011

レハールフェスティバル「白馬亭にて」(その1)

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今日は久しぶりに「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

50周年を迎えたBad Ischlのレハール・フェスティバルですが、今年のオペレッタは、ベナツキーの「白馬亭にて」とレハールの「パガニーニ」が上演されました。Feriは「白馬亭にて」がお気に入りという変なオペレッタ・ファンなので、この作品を楽しみにしていました。何しろ、事実上の「地元開催」ですから。

さて、当日は指揮がMarius Burkertさんでした。キャストはヨゼファがUlrike Beimpoldさん(ウィーンの方でブルグ劇場などに出ている役者さん。ただ、フォルクスオーパーでも「こうもり」のイーダで出演しています。最後にお目にかかったのは2007年2月ですが…)、レオポルトがBoris Pfeiferさん、ギーゼケがErnst-Dieter Suttheimerさん、その娘オッティリエがRomana Noackさん、ジードラーがReinhard Alessandriさん、ギズスムントがChristoph Wagner-Trenkwitzさん(フォルクスオーパーのえらい人ではないですか!!)、ヒンゼルマン教授がFrank-Michael Weberさん、その娘クレールヒェンがCaroline Vasicekさん、カイザー・フランツ・ヨーゼフがGerhard Balluchさん、ピッコロがThomas Zistererさん、ヨーデル担当がMaria Gusenleeitnerさんという面々でした。

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さて、もし、バリバリの音楽ファンが観たら、恐らく“なんて歌が下手な人が多い、とんでもないオペレッタだ”という評価を下すかもしれません。何しろ日本では「喜歌劇」ですから、歌劇と同じジャンルで考えると、このキャスティングはないかもしれません。

今回、全員がワイヤレスマイクを使っていましたが、それでも歌の仕上がりには疑問が出る出演者もいました。が、Feriは、“なるほど、こういった料理の仕方もあるのか”と、ある意味、カルチャーショックを受けた舞台でした。

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というのは、「白馬亭にて」は、オペレッタの中でもお芝居の比率が非常に高く、アリアを聴かせる部分が少ないのです。ましてや白馬亭の地元、ザルツカンマーグートの中心地、Bad Ischlでの開催となると、お芝居が充実していなければ、この物語をよく知っているオーストリアやドイツのお客さまを満足させるのは難しいでしょう。

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という訳で、今回は日本のお客さまには厳しかったかもしれませんが、ドイツ語圏のお客さま優先の展開となりました。

さて、舞台装置ですが、今回は、絵の入った衝立を頻繁に移動させて場面を表現していました。昨年の「チャールダーシュの女王」とは舞台装置もずいぶん違います。

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そして、時代設定はBad Ischlのキャラクターになりつつあるカイザー・フランツ・ヨーゼフが出てくるにもかかわらず、現代になっていました。まず、弁護士のジードラーは最新式の自転車、ジークムントはゼグウェイで、それぞれ登場します。また、観光客の服装も今風で、持ち物はスポンサーのロゴの入った袋や携帯電話やデジタルカメラでした。まぁ、時代設定はあまり関係のないお話なので、これはOK。

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基本的な流れや曲順はオリジナルに沿っていましたが、今回は第2幕で解雇されたレオポルトが「外人部隊にでも入りますよ」と言って歌う「進軍の歌」が省略されていました(アメリカに行くとか言っていましたが…Feriは、このマーチ調の曲が好きなので、ちょっと残念)。

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牛小屋前で乳搾りの女性たちが合唱をする場面では、着ぐるみの乳牛が登場。華麗なステップで、観客を魅了していました。

なお、最近では、前半を飛ばしてカイザーの歓迎式典後に休憩が入ることが多いのですが、今回は2幕の途中、ギーゼケが半ズボンの民族衣装に着替えて、皆と踊る(実際は民族舞踊が踊れずに悔しがるのですが…)場面で幕となりました。

長くなりましたので、後半は明日、お届けします notes

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