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August 19, 2011

変わったお店シリーズ26 Brotの看板

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今週の「変わったお店シリーズ」は、小さな村のベッカライです。

先日、ニーダーエスターライヒ州の某村を訪問した際、街中で「Brot」と書かれた案内看板を見かけました。普通、お店を指し示す看板の場合、店名や業種を書くことが多いのですが、この看板は、ずばり「パン」。形も何となくブロートの形をしています。

一体、この看板の先には何があるのだろう…興味がありますよね。さっそく路地へ入っていきました。小さな川沿いの路地に、このベッカライはありました。

周囲は普通の民家で、いわゆるお店は、ここ一軒です。12時近くだったのですが、Feriが来るのを待っていたかのように、営業中でした(その後、聴いたお話では、昼には閉まっていることが多いお店だそうです)。

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道路上の「Brotの看板」はかなりユニークですが、お店の看板は、これまた渋い。職人のおじさんが窯でブロートを焼いているというイラストが描かれています。古くからあるベッカライでは、時々見かけるタイプですね。宮崎 駿さんのアニメにでも出てきそうな雰囲気です。

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店名の下には「SCHWARZBROTBÄCKEREI」となっていましたから、元々は黒パンを主に製造販売しているお店のようです。

ふと2階を観ると、窓から猫ちゃんがこちらを見ています。店番をしている訳ではなさそうですが。

渋い店構えが気に入って、店内に入ってみました。しかし、残念ながらほとんどのブロートは売り切れのようです。SCHWARZBROTは残っていましたが、大きいのでパス。

代わりに写真のようなブロートをおやつ用に買い求めました。店のおばさまも、突然現れた怪しげな日本人に驚いたかもしれませんが、平然と応対してくれたのは、さすがオーストリア。しかも、ていねいに髪のお皿に載せて、包んでくれました。気遣いに感謝。店の奥が工房になっているようでした。

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その後、この村の中心部に向かったところ、数カ所に「Brotの看板」が掲げられているのを発見しました。が、この村の人ならば、ここにベッカライがあるのはご存じだと思います。

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かと言って一元さん向けに看板を出しているような雰囲気でもありません(それほど商売気がなさそうです)。なお、この村には中心部に「普通のベッカライ」もありました。

小さな村の不思議なベッカライは、きょうも美味しい黒パンを焼き続けていることでしょう。こんなお店に巡り会うのもオーストリアの魅力かもしれません。


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