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August 11, 2011

奇祭 飾り棒まつり

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今日はオースオトリアの田舎で行われている「珍しいお祭りの話題」をお届けしましょう。

毎年、6月下旬にザルブルク州のLungau地方で「飾り棒のパレード」(Prangstangentragen)と呼ばれるお祭りが行われます。

このお祭りは、きれいな花で装飾された巨大な棒を、「秋田の竿灯」よろしく垂直に立てて、街中を練り歩くというものです。お祭りの主役は「飾り棒」ですが、長さは最大8メートル、重さ80キログラムで、デイジーやリンドウ、シャクヤクなど50000の花できれいに飾られています。

ちなみに村を練り歩いた飾り棒は、村の教会に運び込まれて8月15日の「聖母の被昇天祭」(Mariä Himmelfahrt)頃まで保管され、その後、各家庭に戻っていきます。

実は、Feriは、残念ながらパレードそのものは見たことがないのですが、毎年、夏に滞在しているLungau地方にある某ホテルのおかみさんから、“今日、飾り棒が教会を出て、パレードするから、是非ご覧なさい”と強く勧められて、押っ取り刀で出かけて行きました。

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ところが、初めての村だったため、行くのに時間がかかり、到着した時には、すでにかなりの棒がご家庭に戻っていました。また、あいにくの雨模様だったため、この模様を見物する観光客も非常に少なかったですね。

ただ、飾り棒が巨大なため、教会から運び出すのも大事で、全部を取り出すには、かなりの時間がかかります。そのため、最後の数本を運び出す場面を見ることができました。

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飾り棒が教会に安置されている時は、写真のような感じになるようです。全部の「飾り棒」が安置されている時の礼拝堂は壮観です。

さて、各家庭に戻った飾り棒ですが、花は取り外されてドライフラワーになり、クリスマス前に香炉などで使用されるとか。

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かなり変わったお祭りですが、これが生まれた理由は、その昔、この地方にイナゴが大発生したことがあり、その対応として生まれたそうです。色々あるのですね。

パレードを見ていないので、何とも言えませんが、飾り棒は未婚の男性が担いで練り歩くのが原則だそうです。しかし、実際には一人で担いで練り歩くのは無理なので、他の男性が周囲でバックアップします。このあたりは、サムソンの行列とよく似ていますね(こちらも中に一人男性が入りますが、周囲のバックアップがないと倒れてしまいます)。

それにしても、きれいに作り込まれた「飾り棒」です。びっしりと花を貼り付けるため(一説によると50000枚!!)、作るのに時間がかかるようで、話によると6月上旬から制作を始めるとか…棒は再利用できますが、花の装飾は毎年、行う必要があるので、それなりに手間暇のかかるお祭りと言えるでしょう。


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