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August 22, 2011

突然の雷雨、その時カペレマイスターは…<ビデオ付き>

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今日は「屋外でのコンツェルトにまつわるお話」です。

オーストリアでは、夏は、屋外でのコンツェルトが色々な場所で行われます。屋外の場合、だいたい地元のブラスバンドが出演し、ポルカなどを演奏しますが、入場無料なので、観光客や地元の皆さんが多数集まります。

先日、Rustでも、屋外のコンツェルト(GÄSTE-KONZERTE)が行われました。出演したのは、Musikverein Freistadt Rust(ルスト楽友協会)所属のバンドです。通常、街の広場で行われることが多いのですが、今回はSee HofというMusikverein Freistadt Rustが入っている建物の中庭で行われました。

ブラスバンドですから、まずは旧市街を一周するパレードから始まります。その後、舞台上に上がり、コンツェルトの開始です。

司会者が来場者の出身地を尋ねていましたが、今日はドイツ人のお客さまが多かったようです。

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なかなか乗りの良いポルカを中心とした演奏が続途きますが、途中、ボーカルが入るという珍しいプログラムでした。また、Musikverein Freistadt Rustの立派なパンフレットと小冊子を配っていましたが、何とビックリ、最近、ドイツへ演奏会ツァーに行っていることがわかりました。ベルリンのブランデンブルグ門前で演奏している写真が出ていたが、恐るべしMusikverein Freistadt Rust。

通常、19時30分開演の場合、21時にお開きになるケースが多いのですが、実は、ここで10分間のパウゼ。21時15分から後半戦が始まりました。これにはビックリ。なお、通常、ブラスバンドの演奏にはビアがつきものですが、さすがにワインの本場。振る舞われるのはワインやG'SPRITZTERなどでした。

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ところが、パウゼの頃から、 thunder 稲光が目立つようになってきました。そして21時30分、パラッと雨粒が落ちてきたと思ったら、突然の雷雨。

中庭のお客さまは左右にあるアーケードに退避。バンドも演奏を即、中止し、撤収。PA機器などがあるため、撤収が素早いこと。にわか雨ですが、舞台上の機材を完全に片付けてしまったので、これでコンツェルトはお開きになると、皆が思ったことでしょう。

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Feriも雨が止むまで、ワインを飲んで時間をつぶすことにしました。そこへ10数名のバンドメンバーが入り口付近に集まってきました。SeeHofの入り口はアーチになっているため、雨の影響はありません。

また、建物内への入り口を兼ねているため、結構な広さがあります。最初はてっきり、メンバーが自宅へ帰るのだと思ったら、何とビックリ、ここで演奏を始めたのです。カペレマイスターの根性に脱帽。

お客さまも雨の影響で、このエリアに集まっているため、異様なノリになり、中には踊り出す人も… 何しろ狭い場所にバンドメンバーとお客さまが入り乱れているので、妙な一体感が生まれました。

曲目もメンバーが減っているため、急きょ、レパートリーの中から選んだものだと思います。バンドのメンバーもワインやG'SPRITZTERを飲みながら、演奏を続けます。パレードで鍛えたブラスバンドですから、楽譜を持ちながらの演奏はお手のもの。いつしか雨も止んだのですが、この場所で乗りの良い曲を次々と演奏をしていました。結局、お開きになったのは、23時前でした(これ以降は、演奏はできないそうです)。

無料のコンツェルトなのですから、ここまでやる必要はないと思うのですが、「雷雨で中止」が我慢できないカペレマイスターの意地かもしれませんね。いずれにしても、こういった臨機応変な対応はたいしたものです。

さて、異様な雰囲気となったGÄSTE-KONZERTE。ビデオで、その雰囲気をお楽しみください。

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