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September 22, 2011

Melba Ramosさんのロザリンデ

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2011/12シーズンが始まりましたが、フォルクスオーパーでは9月上旬はオペレッタが比較的多く上演されます。

そんな中、日本でも人気のあるMelba Ramosさんが、「こうもり」にロザリンデで出演しました。珍しいですよね。そこで、どんな感じだったのかを、ご紹介することにしましょう。

Feriが観た日ですが、指揮はRoberto Paternostroさん、アイゼンシュタインはJörg Schneiderさん(体格が良いので、今まで「こうもり」では、アルフレードに出ていることが多かった人。何と言っても「愉快なニーベルンゲン」のジークフリートが印象的な方)、ロザリンデはMelba Ramosさん、アデーレはElisabeth Schwarzさん(この人は2010年にはイーダで出ていました)。

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イーダはおなじみKlaudia Nagyさん、ファルケ博士はMathias Hausmannさん、オルロフスキー侯爵もおなじみのAlexandra Klooseさん、アルフレードはChristian Drescherさん、イワンはStefan Tanzerさん、フランクはMartin Winklerさん、フロッシュはGerhard Ernstさん、ブリントがJeffrey Treganzaさん(当初出演予定のPaul Schweinesterさんのカバー)という面々でした。

ちなみにFeriは、Melba Ramosさんのロザリンデは始めてです happy01

さて、アイゼンシュタインはJörg Schneiderさん、ロザリンデはMelba Ramosさんともに体格がいいので、今までにはない雰囲気のご夫婦になっていました。とくにJörg Schneiderさんは顔が大きいので、表情の変化がよくわかって面白いですね(顔の大きさは、もともと小柄なKlaudia Nagyさんの倍はありそうな感じがします。これ本当!)。

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どう考えても、今までのアイゼンシュタインのイメージとは異なるのですが、お茶目な雰囲気が楽しい歌役者さんです。ただ、お茶目すぎてしまって、一幕でブリントに対して怒っていても、笑いが出てしまいそうになるのはご愛敬。

Melba Ramosさんですが、普段は押し出しの強い歌手なので、もっと歌い上げるかと思ったのですが、意外なことに歌は抑え気味でした。

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お芝居は元々上手な人(やや大げさなお芝居をするのですが、この人の場合、それがピッタリ合うのですよ)なので、Jörg Schneiderさんとのコンビは、なかなか面白かったですね。ただ、Melba Ramosさんですが、ロザリンデのイメージに合っているかというと、微妙なところかもしれません。

ただ、二幕でマスクを付けて出てくるとMelba Ramosさんの雰囲気が消されました。マスクの威力、恐るべし‥といったところでしょうか。調子が出ていないのか、全体に対する配慮なのか、全力で歌うMelba Ramosさんらしくなくて、ちょっと残念でしたね。

Melba Ramosさんは個人的は好きな歌手ですが、個性的な歌手なので、役がはまらないと調子が出ない可能性がありますね。このあたり、何でも無難にこなせる人と、特定の役になると素晴らしい力を発揮する人の違いというのがあいそうです。

今回、改めてMelba Ramosさんのロザリンデを観て、彼女はオペレッタよりもオペラ向きの歌手だなぁ‥と感じました。今シーズンが「マダム・バタフライ」への出演が予定されていますから、こちらでは素晴らしい歌声を披露してくれることでしょう。余談ですが、Melba Ramosさんは出演する際、バックステージで精神統一をされているようです。こういった真摯な姿勢のためか、劇場内でもファンが多いとか‥確かに公演にかける姿勢は大切ですからね。

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それにしてもMelba Ramosさんは女性としては、比較的大柄な歌手ですが、Jörg Schneiderさんと並ぶと、その差は歴然。Jörg Schneiderは本当に大きいですね。改めてビックリ。

ところで、今回の演奏なのですが、シーズン始めということもあるのか、序曲のバランスが悪いように感じました。また、気温のせいかのか、弦の響きも今ひとつでしたね。弾き慣れているはずのフォルクスオーパーでも、こういうことがあるのでしょうか‥これはちょっとショック。とにかくコンビネーションが、これほど良くないのは珍しと思います。

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演奏は二幕当たりから、かなり持ち直しましたが、もしかするとオーケストラピットが暑いので、集中力が高まらない可能性もありますね。今シーズンのスタートは、日によって(というか演目によって)、出来、不出来の差が激しいような印象を受けました。10月以降は、安定してくると思いますので、その頃、お越しの皆さまは大丈夫だと思います。

全体的には、いつものような楽しい「こうもり」でしたが、Jörg SchneiderさんとMelba Ramosさんによって、今までとはひと味違った雰囲気の舞台に仕上がっていました。

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