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December 31, 2011

2011年のオペレッタを振り返って

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今年も多くの皆さまにお越しいただき、ありがとうございました。リードオンリーの方が多いのですが、平均ご来場者数も1日300名さまを越えるようになってきました。これも皆さまのお陰です。重ねてお礼申し上げます。

さて、激動の2011年最後の記事は、feriが観た今年のオペレッタを振り返ってみたいと思います。今年は、日本国内を含めて合計19公演を観ることができました。

昨年が25公演ですから、ずいぶん減ってしまいました。また、ウィーンでのオペレッタ、オペラ鑑賞そのものが、東日本大震災の影響で激減してしまいました。

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それにしても、ウィーンで朝起きて、テレビを付けたら、臨時ニュースで、津波の映像が飛び込んできた時には、本当に驚きました。

最初は、どこの国の話かわからなかったのですが、しばらくして日本であることがわかり、大変なショックを受けました。日本とも、しばらく連絡がとれず、不安な日々を過ごしたことが、昨日のように思い出されます。

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こんな状況の中、これだけの公演を観ることができたのは幸せ‥と言った方が良いかもしれません。

さて、内訳ですがFeriのホームグラウンド、フォルクスオーパーではカールマンの「チャールダーシュの女王」、レハールの「微笑みの国」、「メリーウィドウ」、シュトラウスの「こうもり」、「ウィーン気質」の4演目です。

その他の劇場では、バーデン市劇場でレオン・イェッセルの「シュヴァルツヴァルトの娘」、バードイシュルでベナツキーの「白馬亭にて」、メルビッシュでシュトラウスの「ジプシー男爵」、グラーツ歌劇場でオスカー・シュトラウスの「ワルツの夢」、国内では新国立劇場で「こうもり」を、それぞれ観ることができました。今年はシュタット・オペレッタ・ドレスデンに行きませんでしたね。ちょっと残念。

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鑑賞した公演数は少ないものの、印象に残る舞台を観ることができたのも、今年の特長です。フォルクスオーパーでは久々となる「チャールダーシュの女王」(再演)、親子共演(Heinz HolecekとSebastian Holecekさん)が実現した4月8日の「こうもり」、そして新演出の「メリーウィドウ」と「ウィーン気質」など、いずれも強い印象に残っています。

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とくに「メリーウィドウ」は、Feriがフォルクスオーパーで最初に観たオペレッタで、「はまる」きっかけになった作品だけに、今回のリニューアルは非常に心配でした。前回、100年記念の演出がボロボロでしたからねぇ‥

幸い、ダイレクターのRobert Meyerさんの鋭い洞察により、前演出より、はるかに良くなりました。ただ、古くからのオペレッタファンの皆様から観ると、ご不満なところも多いと思います。

それはダニーロのイメージが違う‥というところでしょう。実際、今のオペレッタ歌手の中で、古典的な演出のダニーロにピッタリの人は存在しないような気がします。これは、「チャールダーシュの女王」のタイトルロール、シルヴァも同じ‥

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このような状況でリニューアルする場合、起用できる歌手に合わせた演出を考慮した方が、舞台全体の仕上がりは良くなる‥という考え方もあります。今回は、この路線を採用したのでしょう。その結果、ダニーロに不満は残るものの、舞台そのものは、なかなか楽しい仕上がりになりました。

さて、2012年の日本公演では、皆様、どのようなご感想をお持ちになるか‥今から、楽しみです。ただ、3幕のダンスシーンは、舞台上でもツェータ男爵やニェーグシュをはじめとする観客役が手拍子をしているくらいなので、日本公演では、手拍子大会になることは間違いないと思います。

ちなみに、ウィーンでは、皆さん、舞台上の手拍子にかかわらず、おとなしく鑑賞しています。

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通常の年でしたら、ベストのオペレッタ公演は5月21日の「メリーウィドウ」プルミエで決まり‥となるのですが、今年は3.11の一件があったため、やはりFeriにとってのベストは、オペレッタ公演ではありませんが、4月11日にフォルクスオーパーで挙行された日本復興支援チャリティーコンサート「希望 Kibo-Hoffnung Konzert für Japan」です。

大げさですが、生涯、これほど自分の心に深く刻まれた公演はないと思います。自分が日本人であることだけではありません。震災後、わずか1ヶ月という短期間で、劇場を挙げて公式コンサートの開催に尽力してくれた関係者の皆様の努力と、意気込みがひしひしと伝わってきたからです。

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あのときのオーケストラは、本当にすばらしい演奏でした。何か見えない力が働いているような気がしたほどです。私事ですが、今年のクリスマス、ダイレクターのRobert Meyerさんに、この公演のお礼を記したクリスマスカードをお送りしました。

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ただ、唯一、残念だったのは、この模様が日本では、ほとんど紹介されなかったことです。オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領公演のコンサートだっただけに、NHK当たりが、録画でも良かったので、放送して欲しかったところです。

さて、2012年は5月にフォルクスオーパー、10月に国立歌劇場の来日が予定されていますが、Feriが気になるのは2012/13シーズンで、どのようなオペレッタが取り上げられるか‥という点です。

しかし、大きな災害などが発生せず、心から音楽を楽しむことができるのが、一番であるのは言うまでもありません。

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