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December 25, 2011

ウィーン・シュタット・バレエ「眠れる森の美女」

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昨晩、12月24日は各劇場とも、クリスマスイブなので休演でした。さて、その前日、23日にウィーン国立歌劇場でチャイコフスキーの定番クラシックバレエ「眠れる森の美女」が上演されました。

再演初日は12月21日で、この日が二回目の公演ということになります。ウィーンでもバレエは、オペラに比べると人気が低いのですが、さすが定番バレエ、ほぼ満席でした。

Feriは初めて観るのですが、かつて国立歌劇場のバレエ団に所属していた日本人バレリーナ中村祥子さんがオーロラ姫を演じたことでも有名な作品です。中村さんは、2006年、マラーホフが芸術監督を務めるベルリン国立バレエ団へソリストとして移籍していますが、その直前に出演したと思います。

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この作品ですが、上演時間が長いのが特長です(オリジナルバージョンでは4時間という話が‥)。今回のシュタットバレエ版でも2回の休憩を挟んで、上演時間が2時間15分という大作です。ちなみに23日は通算23回目の公演となりました。

今日の指揮はPaul Connelly さん、主役のオーロラ姫がOlga Esinaさん、デジレ王子がVladimir Shishovさん、リラの精がDagmar Kronbergerさん、カラボスがKetevan Papavaさん、青い小鳥がDavide Datoさんといった面々でした。

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ところが、この公演ですが、直前になってキャスト変更が行われ、実質的にはカバー公演の趣となってしまいました。そのため、Zettelを見ると初出演の嵐‥これは結構厳しいですね。また、ソロパートのがある準主役に日本人ダンサーが結構入っています。

「眠れる森の美女」は、お話がわかりやすいので、子供さん連れにも最適の公演です。とにかく舞台装置や衣装はゴージャス。まさに「これがクラシックバレエです」という演出です。

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しかも、ソロに加えて群舞も多く、なかなか楽しい演目でしたね。オーケストラですが、ヴァイオリンのソロパートがあるためか、ライナー・キュッヒルさんがコンサートマスターを務めていました。

さて、仕上がりですが出演者全員が、がんばっていたのはよくわかりましたが、練習不足が目立ち、技の切れが今ひとつでしたね。また、群舞ではポーズが揃っていない場面も目立ちました。もちろん普通に観ている分には、十分レベルの高い仕上がりなのは言うまでもありません。

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主役のオーロラ姫Olga Esinaさんは、Feriも「アンナ・カレーニナ」や「こうもり」で観ている、素晴らしいバレリーナなのですが、オーロラ姫役の雰囲気にはちょっと合わないような感じがしましたね。具体的には、オーロラ姫らしい明るさが十分表現されていない感じがしましたが、これは個人の感じ方だと思います。

出演者も多く、舞台上で華やかに繰り広げられるバレエを生で観ると、バレエに対する認識が変わることは間違いないでしょう。


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バレエ |

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Comments

 「バレエを生で見ると、認識が変わる・・・」お恥ずかしい事ですが一度も認識を変える機会を持たないままです。国立歌劇場でバレエ公演のある夜は、コンツェルトハウスか樂友協会かフォルクスオーパーに行っておりました。国立歌劇場でバレエを出し物にしていて他の劇場で出し物が無い場合は国立歌劇所には行かずミラノとかミュンヘンとかに出掛けておりました。無知な事でした。バレエも音楽だけでなく踊り手の表現も素晴らしい芸術だと理解出来たのは東京の新国立劇場でバレエの公演に接した時でした。私は馬鹿ですね。そう言えばカール・ベームの生まれた地グラーツに足を踏み入れる事も無かったし・・・。
 Feri様の文章で気がつく始末です。これからもいろいろな体験やご意見をお聞かせ下さい。

Posted by: ハンドルネーム:ウィーン | December 25, 2011 22:56

ウィーンさま、コメント、ありがとうございます。

私もバレエは、正直、「食わず嫌い」だった口で、こちらで、時々、コメントをお寄せいただく、はっぱさんにお誘いいただき、観るようになりました。

はっぱさんはバレエにもお詳しいので、色々な見方を教えて頂き、バレエに対する興味が深まりました。

やはり本場で、素晴らしいものを観るかどうかがで、認識が変わるのは、オペレッタ、オペラとも通じるものがあると思います。

このブログでも、時々掲載していますが、バレエでは、日本ではお目にかかれない演目があり、興味は尽きませんね。

ところで、グラーツは大変良い街で、日本人留学生も多いのですが、こと観光客になると、いらっしゃる方が少ないのが残念です。ウィーンとは違った情緒のある街です。

Posted by: Feri | December 27, 2011 16:05

 ご返事ありがとうございます。次回は是非グラーツを訪ねてみたいものです。ヴィーンとは違った情緒を味わってみたいですね。

Posted by: ハンドルネーム:ウィーン | December 27, 2011 21:34

Knocked my socks off with knowldege!

Posted by: Boog | December 30, 2011 12:25

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