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January 15, 2012

満を持して登場 路面電車タイプE1の鉄道模型

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今日は「鉄道模型の話題」をお届けしましょう。

ヨーロッパでも路面電車の鉄道模型は、どちらかというとマイナーな分野なので、なかなかグレードの高い製品が出てきません。

ところが、最近になってウィーンの鉄道模型メーカーLeopold Halling GmbHさんが、HOスケール(1/87)のハイグレード仕様の路面電車を、積極的に発売し始めました。

実は同社は、ウィーン交通局の案内所で発売しているウィーン市電をOEMで製造しているようですが、古い製品であるため、今の水準から見ると、正直「おもちゃの世界」です。

ところが、同社ではULFのリニューアルからハイグレード化に目覚めたようで、その後、オールドタイマーのC1やMといったモデルを、現在の水準であるハイグレード版で発売しています。いずれもウィーン路面電車博物館に保存されている鉄道ファンにとってはおなじみの車両です。

実は鉄道模型ファンが待ち望んでいるのは、現役のウィーン市電タイプE1なのですが、これは交通局のお土産用に製造された「おもちゃバージョン」しかありませんでした。が、ついにLeopold Halling GmbHさんが、重い腰を上げてハイグレード版を開発し、製造・販売を始めました。

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実は、昨年9月、Feriが同社を訪れた時は、まだ発売が始まっていなかったのですが、オフィス内に試作品の写真が‥思わず“今、ありませんか?”と言ったところ、特別に試作品(現物)を見せてくれました。

現物を見ての印象は、素晴らしいの一言!! 車両の特長をよく掴んでいる上に、ピクトグラムをはじめとするレタリングの仕上がりが抜群です。今回、発売された製品は、動力つき(照明付き、照明なしの2種類)、動力なし(飾り用ですね)、デジタルデコーダー付き(もちろん動力付き)の4タイプで、車両番号が二種類(4836、4552)あります。

実は、今回発売されたのはE1型なのですが、リンクトラム仕様が先に発売されていましたので、それを通常バージョンにしたようです。逆に、リンクトラムの方は、現在、発売されていません。ちょっと残念ですね。

Feriが見せてもらった試作品では、例のバックミラーがついていたのですが、製品版ではお買い求めになったお客さまがバックミラーを取り付けるようになりました。で、先日、日本の友人からリクエストがあり、12月にLeopold Halling GmbHさんを訪問して、模型を購入してきました。

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あいにく4552号の方が在庫がなかったのですが、そこはメーカーさん。女性の社長さんが“10分待ってて”と行って、工場に指示。女性の工員さんが新たに組み立てて、持ってきてくれました(どうも動力ユニットが付いた車両がなかったようです)。

この間、社長さんが模型の説明をしてくれたのですが、何と、車両番号によって仕様が異なっているとか‥4552号は窓の一部が固定式になっているバージョンでした。社長さん曰く、“細かいところが違うから、作るのに手間がかかるのよ”。

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また、気になるバックミラーですが、実は買ったお客さまが車体に穴を開けて取り付けるようになっていました。そのため、バックミラーなしを選択した場合、車体に余計な穴が空かないというファン心理を踏まえた嬉しい仕様になっていました。やりますねぇ。まだ、トレーラーは発売されていませんが、ぜひ、期待したいものです。何しろ、ウィーンの路面電車では、トレーラー付きで運用されている路線が多いですからね。

ところで、交通局の案内所で発売しているE1もハイグレード仕様に切り替えられたので、メーカーさんまで行かなくても、市内の交通局案内所で入手することができます。お値段は一緒ですから、ご安心を。

なお、後半の写真、二枚は本物のE1です。

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Comments

お久しぶりです。
私の連れ合いは、大の鉄道好きです。
この模型は次回ウィーン訪問の際には
購入したいと思います!

Posted by: necch | January 21, 2012 at 07:14 AM

necch様

お返事が遅れて申し訳ございません。現役のウィーン市電なので、喜ばれると思います。交通局の案内所でどうぞ。

Posted by: Feri | January 25, 2012 at 08:20 AM

へぇー、コレは凄いですね。ところで気になるのはその「交通局の案内所」なのですが、どこにあるのか、路面電車以外にも地下鉄の車両は販売しているのか、その点が知りたいのですが。将来、ウィーンに行った際にどこにあるのか分からないと、困るので。

Posted by: おざきとしふみ | January 25, 2012 at 11:19 PM

おざきとしふみ様

お返事が遅れて申し訳ございません。交通局の案内所ですが、地下鉄の主要駅にあります。代表的なところでは、シュテファンプラッツ、カールスプラッツ、西駅、ミッテ、プラーターなどです。ただ、案内所によって商品の在庫がないことがありますので(ウィーンらしい)、その点はお含み置きください。なお、クレジットカードも使えます。

Posted by: Feri | January 30, 2012 at 11:04 AM

下手なガイドブックより役に立つ情報が豊富でありがたいです。さて、Leopold Hallingの本社ですが、手持ちの市街地図には載っていなさそうですが、25区?ですとドナウをわたった更に先でしょうか。お手数ですが、公共交通機関での行き方をご教示頂けると幸いです。

Posted by: かわはらなおき | January 14, 2013 at 11:54 AM

かわはらなおき様

ご興味を頂き、ありがとうございます。さて、同社の場所は10区ですが、同社のWebサイトに地図が掲載されています。

http://www.halling.at/Anfahrt

公共交通機関を使う場合、15Aのバスが便利で、最寄りの停留所はDaumegasseです。市内の中心部から行かれる場合、67系統でAltes Landegutまで行き、そこで15Aに乗り換えます。

本社工場ですが、ショーケースにきれいに並べられているので、路面電車ファンの物欲をそそります。

Posted by: Feri | January 14, 2013 at 04:00 PM

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