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January 31, 2012

やっとRailJetに乗りました(その3)

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1月最後の話題は「RailJetのお話 最終回」をお届けします。まずは、車内サービスのお話から。

○車内サービスあれこれ
一等車では、出発するとしばらくして、ビストロを運営している客室乗務員が、新聞とソフトドリンク、スナックを配りに来ます。ソフトドリンクは写真のようなパックに入ったザフト、スナックはキットカットでした。このあたり、何となく飛行機を意識したサービスのような気がします。

で、一等車の座席にはビストロで提供しているメニュー(シュパイゼカルテ)が置いてあり、通りかかった客室乗務員にオーダーすると、何とビストロから運んできてくれます(隣ですからね‥)。

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Feriは、食事は頼みませんでしたが、ビアをオーダー。すると瓶入りのビアとグラスをもってきてくれました。プラスチック製のカップではないところが、さすがに一等車。

近くのお客さまがお食事をオーダーしていましたが、お食事についてはビストロ同様、陶器のお皿に盛りつけた状態でサーブされます。これは、凄いですね。

会計については、持ってきたときに支払うケースと、後から精算に来るケースの二つがあるようです。ちなみにウィーンからグラーツへ向かうときは後精算方式でしたが、グラーツからウィーンへ戻る際は同時精算方式でした。

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○憩いの場所ビストロ
日本のJRはビュフェも含めて食堂車は、壊滅状態ですが、こちらでは未だに健在です。ただ、本格的な食堂車というよりは、軽食中心にビストロになってはいますが‥

ビアのお値段は3.5ユーロでしたので、列車内という事情を考えると妥当な金額でしょう。日本の方が列車内は高いですね。ちなみに、二等車の場合は、ワゴンによる車内販売になっています。

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ビストロは車両の約半分が厨房になっていて、客席側に料理や飲み物をサーブするカウンターがあります。使わない時はカウンター上のシャッターを閉鎖する仕組みになっています。

ところで、この厨房ですが、客席の数を考えると大き過ぎるように感じましたが、これは一等車の客室へ食事などを提供することを考えている可能性があります。

数は少ないものの、ちゃんとした客席もあり、ここで食事をとることができるようになっています。厨房設備がしっかりしていることから、意外に本格的な料理が提供されています。

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ただ、誰でも考えることは一緒で、二等車からビストロへ流れてくるお客さまが多く、ウィーンからぐらーつへ向かう列車では、座席は満席になっていました。まぁ、ここで何か飲みながらくつろぐ方がいいですからね。

○総合評価は‥
今回は、ウィーン-グラーツ間だったので、ご自慢の高速性能を味わうことはできませんでしたが、従来の客車よりは色々な工夫が施されており、快適な旅を楽しむことができました。

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ただ、線路の関係なのか、乗り心地そのものは、従来の客車と余り変わらない印象でしたね。このあたり、ドイツ(DB)は路盤が非常に良いので、在来線でも幹線は素晴らしい乗り心地を誇っています。

今後、RailJetは徐々に国内幹線のみならず、近隣諸国への乗り入れも増えると思いますが、厳しい競争に勝つためには、高速化に向けた路線の改良が不可欠でしょう。ただ、オーストリアの場合、山岳路線が多いため、新線建設に莫大な費用がかかります。このあたりが、高速新線の建設が進まない要因なのかもしれません。


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鉄道のお話 |

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Comments

なるほど、情報有難うございます。ちなみに、前回話したイタリアのESAV(エウロスターイタリア・アルタヴェロチタ)ですが、食堂車とカフェテリアの合造車が連結されていて、食事サービスに関しては万全と言った所です。食堂車のメニューですが、各種単品もありますし、しっかり食べたい人向けに、パスタ+メインディッシュ・付け合わせ+デザート付きのコース料理(32ユーロ)があります。飲み物も赤白ワインやエスプレッソもあり、言う事ありません。あと、一等車にはレイルジェット同様に、飲み物+スナック+新聞の無料サービスがありました。
高速列車での食堂車サービスに関しては、イタリアとICEがあるドイツあたりではまだ何とか残っていますが、フランスのTGVの様に、カフェテリア車のみという所がほとんどなのは寂しい限りです。タリスやユーロスターの様に、一等車は機内食の様な食事サービスがある所もありますが。

さて、イタリアの高速鉄道に関しては3月にNTV社なる民間高速鉄道会社が「AGV Itaro」なる新型超特急電車でESAVに挑戦する事になりました。3クラス制の座席やシネマ車が連結される事、インターネット予約に荷物無料宅配サービス等、トレニタリア社にとって脅威以外の何物でもありません。ESAV側も2等と1等それぞれ2クラス制に変更して、合計4種類の座席で向かい撃つ迎撃体制を整いつつあるようです。まだ、4クラス制の座席は少ないですが、近い内に全て4クラス制になるでしょう。

ウィーン~ザルツブルク間のWestbahn VS OBBの戦い同様にイタリアでもAGV Itaro VS ESAVの列車同士の戦いが始まろうとしています。今後の戦いに目が離せません。

ただ、レイルジェットですけど、200キロ以上出せないのでしょうか?イタリアの高速新線なら250キロなんて余裕なのでしょうけど、山間路線で急カーブの多いオーストリアでは無理な話でしょうか・・・まだまだ、路盤整備はこれからな様です。

Posted by: 尾崎俊史 | February 02, 2012 at 11:44 PM

尾崎様

詳しい情報、ありがとうございます。オーストリア国鉄のRailJetですが、設計上の最高速度は230km/hになっているようです。ただ、いわゆる高速新線(別線)を走るわけではなく、在来線を使う関係で、速度が抑えられているのはやむを得ないでしょう。

オーストリアの場合、高速新線よりもセメリング峠を長大トンネルでパスする方が先かもしれません。ただ、これもお金の問題で、難航しているとか‥

Posted by: Feri | February 03, 2012 at 06:28 PM

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