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February 06, 2012

番外編 新国立劇場バレエ版「こうもり」

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諸般の事情で、「オペレッタ日照り」が続いているFeriです。そろそろ、乾ききってしまいそうなのですが、しばらくはお預け。そんな中、日本の新国立劇場のバレエ版「こうもり」を観る機会を得ました。

そう、かのローラン・プティさん振付の「あれ」です。ウィーン国立歌劇場で今まで3回観ていますが(好きですねぇ)、それ以外の劇場で観るのは、今回が初めてです。とは、言っても演出や振付が同じですから、仕上がりを比べることができる‥という訳です(イヤなお客の代表)。

実は、以前、バレエ版「こうもり」は、新国立劇場で日本を代表するバレリーナ草刈民代さんの出演で上演されたことがあります。が、このときは、さすがに満席で観ることはできませんでした。残念。

しかし、日本のダンサーは最近、質が向上しており、世界的にも活躍している方が増えているので、今回も興味津々です。

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さて、今回ですが、指揮はデヴィッド・ガルフォースさん、演奏は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団です。キャストですが、主役級は日替わりでしたが、Feriが観た日はベラが本島美和さん、ヨハンが福岡雄大さん、ウルリックが八幡顕光さん、メイドが楠元郁子さん、マキシムのギャルソンが江本 拓さん・奥村康祐さん・輪島拓也さん、カンカンの踊り子が厚木三杏さん・西川貴子さん・堀口 純さん、チャルダッシュが芳賀 望さんといった面々でした。

振付が同じですから、舞台装置もウィーンで観たものとほとんど同じです。舞台のサイズが違いますから、厳密には違うのでしょうが、東京で違うカンパニーが全く同じ舞台を上演するというのは、何か不思議な感じがしましたね。ヨハンもワイヤーワークで、ちゃんと空を飛んでいました。

主演の本島美和さんはスタイルも良く、なかなか見事なベラを披露してくれました。華のあるバレリーナさんですね。第一場は5人の子供の世話に疲れた母親の場面から華やかな感じがあり、華麗に社交界デビューしたベラとのギャップがあまり目立ちませんでした。

もちろん、コスチュームなどは、オリジナルと一緒なので、がらりと変わりますが、雰囲気なのでしょうね。しかし、日本人も体系が変わってきたことを改めて実感しました。

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ヨハンの福岡雄大さん、ウルリックの八幡顕光さんも、見事な踊りを見せてくれました。とくにウルリックはコミカルな踊りがあるので、難しい役なのですが、見事に演じていました。

興味深かったのは、群舞に登場したダンサーの背丈が揃っていたことでしょうか。男女別にほぼ一緒なのです。そのため、群舞が揃っており、非常にきれいでした。海外だと、色々な国のダンサーが入りますから、背丈を揃えるのは難しいと思うのですが、さすが日本です。

細かい点では、本場には及ばないところもありますが、全体的な仕上がりは見事でした。また、演奏についても、オペレッタ版と異なり、バレエ用に編曲してあるため、意外と良かったですね。

こうやって観ると、日本のバレエも水準が上がっているような気がします。実際、本場でソリストとして活躍する日本人ダンサーも増えている増えている現在、もしかするとオペラよりも本場の水準に近づいているかもしれません。

なお、来月には「アンナ・カレーニナ」も上演されることになっています。これもウィーンでおなじみの演目ですが、Feriはさすがにこれはパス。


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Comments

こんばんは。

私もバレエ「こうもり」を鑑賞しましたので、興味深く読ませていただきました。
わたしとは違った視点で面得ておられて、大変参考になりました。
ありがとうございます。

私はブログにバレエ「こうもり」を鑑賞記を載せましたので、ぜひご覧になってください。

ブログに感想などなんでも結構ですので、コメントをいただけると感謝致します。

Posted by: dezire | February 14, 2012 20:13

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