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February 08, 2012

大変です‥歴史的な建物の修復

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今日は「歴史的建物の修復にまつわる話題」です。

ウィーンは世界遺産にもなっている旧市街だけではなく、色々なところに歴史的な建物がありますが、長年の使用によって内外ともに痛んできます。日本と異なり地震で壊滅的な被害を受けるということがないのは幸いですが、酸性雨などによって建物に施されている装飾や彫刻などが痛むようです。

当然、修復工事を行わなければならないのですが、歴史的な建造物故に、専門の建設会社が担当しているそうです。また、以前は歴史的建造物の修復に関しては、オーストリア国内の企業が独占していました。

ところが、EUの統合により、他国からも参入するようになり、オーストリアの企業も大変だとか(いわゆる非関税障壁というやつですね )。

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とくにイタリアの企業はプレゼンテーションがうまいようで、クライアントの気持ちを引きつけているという話を聞いたことがあります。イタリアにも歴史的な建造物が多く、修復工事も頻繁に行われていますから、作業水準は高いでしょうね。となると、あとは工事費が鍵を握ることになるのでしょう。

ところで、これらの工事ですが、予算の関係もあって、一気呵成に行われることは少なく、何年もかかります。例えば、フォルクスガルテンにあるTHESEUSTEMPEL(テセウス神殿、1823年完成)ですが、2008年7月に工事が始まりました。完成予定は2009年12月予定だったのですが、実際には2011年秋にずれ込みました。工事が遅れた理由は詳しく知りませんが、恐らく予算的な問題でしょう。

ただ、修復工事が完成したTHESEUSTEMPELは、写真のように見事な仕上がりです。修復前は、内部の壁画に落書きなどがあったようですが、その当たりもきれいに直されたようです。

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比較的規模が小さいTHESEUSTEMPELでも3年かかっている訳ですから、シュテファン教会など規模の大きな建物の場合、常に工事を行っているという印象がありますね。

日本でも、現在、国宝の姫路城の修復工事が行われていますが、こちらは城全体を覆ってしまい工事をするという大規模なもので、2009年から5年間かけて修理を行うそうです(3枚目の写真が上空から撮影した工事中の姫路城です)。日本の場合、完工時期がずれ込むことはまずありませんので、2014年には美しい姿を見せてくれることでしょう。

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街角の話題 |

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Comments

いつも思うのですが・・・ヨーロッパに行くと、よく見るのが、工事中に建物を覆っている、あの幕(?)の写真がみごとなことです。
工事中であっても、その建物そっくりな写真(かな?)が覆っています。
雰囲気を極力壊すことが無いように、努力されていますよね。
あれって、日本では見たことないです。
姫路城に箱が被ぶされているって、なんだか、残念です。
ところで、あんなに大きな幕に写真が印刷されているのは、感心します。
どうやって、製作されているのでしょうか??
いつも、思います。

Posted by: らも | February 08, 2012 09:48

らも様、こんにちは。コメント、ありがとうございます。

工事中に建物を多く幕のことを「養生シート」と言うのですが、このブログでも何度か紹介しています。

オーストリアのものは、結構凝っていて、オリジナルの建物の写真を使っているケースが多く、遠くから見ると工事中であることがわかりません。

恐らく特殊印刷だと思いますが、分割して作っていると思いますよ。さすがに、あの大きさで印刷するのは不可能でしょうから。

Posted by: Feri | February 08, 2012 21:46

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