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February 21, 2012

ブダペスト偽警官顛末記

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ウィーンは比較的治安の良い街ですが、それでもスリやひったくりの被害に遭う観光客の方も多いようです。

幸い、Feriはウィーンで犯罪被害に遭ったことはないのですが、以前、ブダペストで偽警察官チームに危うく騙されそうになったことがあります。今日は、その時のお話を紹介しましょう。

Feriは、一時、ブダペストオペレッタ劇場に入れ込んでいた時期がありました。現在ではダイレクターが変わってしまったため、以前ほど、魅力のある演目が減ってしまったので、最近はご無沙汰ですが‥

さて、ブダペストオペレッタ劇場でオペレッタを観るため、ウィーンから出かけて行ったときのことです。昼間は暇なので、市内を色々と散策していました。通常、Feriは市内を散策する際、ガイドブック類は一切は出しません。というのは、ガイドブックを片手に街を歩いていると、いかにも「地元に疎い観光客」になってしまうため、犯罪者のターゲットにされる可能性があるからです

さて、ブダ地区の某所を歩いている時、地図を広げた外国人が英語で、 “場所がわからなくなってしまった。今、どこにいるのか教えてくれないか”と声をかけてきました。何回目かの訪問で、だいたい地理に詳しくなっていたので、彼のもっている地図をのぞき込みながら、現在地を指示してあげました。すると、そこへ私服の(偽)警察官が登場。

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偽警察官のターゲットは、Feriと話をしていた青年です。この青年は偽警官の仲間なので、偽の警察手帳をチラッと見せるのですが、偽被疑者の青年はすぐに信用してしまいます。このあたりのコンビネーションは見事。

続いて、偽被疑者に対して、職務質問を始めます。で、偽被疑者の財布を任意で調べると、外国の通貨が沢山入っています。偽警官は“君は、なぜ高額な外貨を沢山もっているのか?”と偽被疑者に質問すると、口ごもる偽被疑者。

このタイミングで、ターゲットになっているFeriに偽警官が“あなたは、この青年の仲間ではないか。不正な外貨を所持していないか、念のため、あなたの財布を見せてもらいたい”と言ってきます。ハンガリーはフォリント(HUF)を使っていますので、偽警官からすれば、高額の外貨が沢山出てくればしめたもの。が、Feriが差し出した財布にはフォリントだけ。しかもたいした金額ではありません。

後で聞いた話では、いったん財布を預かった際に、現金を一部抜き取り、何食わぬ顔で、本人に返すそうです。観光客は、警察の取り調べなのであわてていますから、その場で中を確認することはなく、後で気がつくと、高額な紙幣が行方不明‥という展開だそうです。全部を抜き取ると、さすがにばれてしまうので、海外の通貨を中心に一部を抜き取るようです。

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さて、偽警官は“君は、この青年の友人でないようだ。協力ありがとう”と言って、偽被疑者を“君は警察で取り調べをする”といって連行していきました。

実は、その時は偽警官グループの詐欺だったとは気づかなかったのですが、幸いなことに、財布からは何もとられませんでした。クレジットカードは別のところに入れていたので、被害に遭うことはありませんでした。今では考えられませんが、昔、共産圏では外貨管理が厳しかったので、それを応用したのでしょうね。

しかし、人の親切心を悪用した犯罪行為なので、非常に腹が立ちました。それ以来、街中で声をかけられても無視するようになってしまいましたね。でも、Feriはハンガリーは好きです。どこの国でも悪人はいますから

ちなみにFeriは、その昔、東ドイツを旅行した際、西ドイツへ出国する時に国境で「外国為替管理法違反」の容疑で一時、拘束された経験があります。このお話は、またいずれ。

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街角の話題 |

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Comments

こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
偽警官スリですが、私はウィーンで遭遇しました。
手口は全く一緒です。
場所は,ケルントナー通りから横にはいって少し歩いたところだったかな。
幸いに私も現地通貨しかもっていなくて(まだオーストリアシリング),一枚ずつ数えてやりましたから,かすめる暇がなかったようです。

ただ,正直,少し慣れてきて,ちょっとポッとした雰囲気で歩いていたというのはありますね。いいカモに見えたかもしれません。それ以降,街を歩くときは,ちと厳しめの顔で歩くようにしています(笑)。

Posted by: ブー | February 21, 2012 13:41

プー様

コメントありがとうございます。ウィーンでも同じ手口でやっているグループがあるという話は聞いたことがありますが、被害がなくて良かったですね。

Posted by: Feri | February 21, 2012 14:07

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