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March 03, 2012

番外編 ワルツを奏でる五人囃子

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今日、3月3日は日本では「桃の節句」ですね。最近、この時期に合わせて、日本各地で町興しの一環としてひな祭りを大々的に行う自治体が出てきました。

家庭に保管されている歴史あるひな人形を一般に公開する行事が中心のようですが、春の訪れを告げる日本らしい行事です。

さて、先日、日本国内の仕事で九州の佐賀へ行ったのですが、その時、クライアントのご担当者が“feriさん、ちょうど「佐賀城下ひなまつり」をやっているので、ご覧になりませんか?”とお誘いを受けて、旧家を博物館にしている歴史地区をご案内いただきました。

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佐賀市歴史民族館と名付けられたエリアには、旧家や古い銀行などが点在しており、平素から色々な展示会などに使用されているそうです。当然、畳敷きなので上がる際は、靴を脱ぐことになりますね。

このエリアにある旧古河銀行で面白いひな人形を見つけました。ここは平素からカラクリ人形を展示しているのですが、実はferiが気にいってしまったのは、そちらではなく、写真のお人形。

普通、ひな人形は宮廷文化を再現していますから、格式のあるお顔をしているのですが、こちらは「ほのぼの人形」と名付けられており、くだけた表情と姿勢が特長。江口美千代さんという方の作品のようです。

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さて、五人囃子にご注目。何とホイリゲの楽士よろしくヴァイオリンを弾いているではありませんか。しかも1人は甘酒で酔っ払ったしまったのか、ヴァイオリンを投げ出してお休み中。

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三人官女の皆様も、宴会の真っ最中。なかなか楽しそうな表情をしています(余談ですが、三人官女の中央は女官長だそうですね。そのため、普通は成人女性を表すために眉を剃っているそうです)。

なぜ、ヴァイオリン弾きにしたのかは、作者に聞いてみないとわかりませんが、この楽士、ほろ酔い加減でワルツでも奏でているようにも見えませんか。何となくウィーン郊外のホイリゲを思い出してしまいましたね。

さて、最後に「佐賀城下のひな祭り」とは関係がないのですが、Feriの自宅にある「ブタのひな人形」をご紹介しましょう。feriのブタコレクションの中でも、これは出色。この時期だけ出します。和風テイストあふれるブタのひな人形。さて、ウィーンの皆様がご覧になったら、どのような感想をお持ちになるでしょうかね。


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Comments

3月19日に愚妻ともども此の2階の展示を拝見しました。江口さん居られましてね、写真撮影を許可してくださっただけでなく、窓からの採光に合わせてホノボノ雛の向きを変えて下さって、気さくで構えぬご様子でした。作品に注がれた作者の眼差しに、不足を赦す懐の深い優しさ(これを愛とも呼ぶようですが)を感じました。お仲間にモデルが居られたりするんでしょうかな?と伺いましたら、得たりと応じられ『勿論です』と相好くずされました。いつの間にか私らもホノボノ夫婦に仕立てられて退きとりました。
質実で地味な鄙びた佐賀の雛まつりを懐かしく思い入れて、東京から訪ねるのはこのたびで三回目です。新しい趣向を追い求めるあまり表薄で上ずった飾り立てが増えたと感じられる中にあって、存在感のある立派な展示でした。

Posted by: jgr.kubo | April 03, 2012 01:09

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