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April 22, 2012

特報Sándor Némethさん70歳お誕生日記念「チャールダーシュの女王」

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今日は「オペレッタの話題」です。

「チャールダーシュの女王」のフェリ・バチがはまり役のSándor Némethさんですが、4月21日に、ご自身の70歳およびフォルクスオーパーデビュー30周年した記念公演(Festvorstellung zum 70. Geburtstag und 30jhärigen Volksopernjubiläum von Sándor Németh)が行われました。なお、「チャールダーシュの女王」の通算公演回数は290回目にあたります。

私は、今から10年前にSándor Némethさん演じる「粋なオヤジ」フェリ・バチをフォルクスオーパーで観てから、Sándor Némethさんの演じるフェリ・バチに憧れ、「Feri」というハンドルネームに付けたので、万難を排して鑑賞に馳せ参じました。

当日の指揮はもちろん巨匠Rudolf Biblさん。主なキャストは、以下の通りです。

レオポルト・マリア伯爵がPeter Maticさん
レオポルト夫人アンヒルデがMaria Happelさん
エドウィンがThomas Sigwaldさん
アナスタシアがElisabeth Schwarzさん
オイゲン男爵がMarkus Koflerさん
ボニがRoman Martinさん
フェリ・バチがSándor Némethさん
シルヴァがAnnely Peeboさん
シギがNicolaus Haggさん

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演出は2010/11シーズンのものと基本的には同じですが、Sándor Némethさんが出演するため、元の演出に戻している部分があります。

シルヴァのAnnely Peeboさんは、出だし、調子に乗り切れていない感じがしましたが、徐々に良くなってきました。また、ボニのRoman Martinさんは歌って踊れる歌役者として、存在感を発揮していました。

エドウィンのThomas Sigwaldさんは以前も起用されているので、安心して観ていられる演技でしたね。また、アナスタシアのElisabeth Schwarzさんは比較的小柄で、役の雰囲気にピッタリだったような気がします。

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ただ、今日は共演者のコメントはここまで。今日の主役は何と言ってもSándor Némethさんです。久しぶりにフェリ・バチ役を観ましたが、やはり存在感はありますね。また、指揮者のRudolf Biblさんとの呼吸もピッタリです。

余談ですが、Feriが最後にSándor Némethさんのフェリ・バチを観たのは2002年9月ですから、さすがにお歳を召しているものの、お芝居はさすがに味があります。また、得意のタップダンスも健在で、見事な足裁きを見せてくれました。

実は、2010/11シーズンから復活した「チャールダーシュの女王」では、第3幕の山場、「ヤイ、ママン」のリフレインが1回に短縮されてしまったのですが、今回はSándor Némethさんが出演されるということで、特別に前のバージョン、つまりリフレイン2回版に変更されました。リフレイはハンガリー語版と英語・日本語版です。懐かしいですね(なお、16日にもSándor Némethさんが出演していますが、その時も同じパターンだったそうです)。

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今回は、それに加えて、何と3回目のリフレインが行われました。というのは2回のリフレインが終わったところで、客席からは猛烈な拍手喝采。

客席(ロージェ)で観ていたロベルト・マイヤーさんも、手で「もう一回やろうよ」と合図をしていました。それを受けて、Sándor Némethさんを中心に三回目の「ヤイ、ママン」が歌われました。Feriも大感激の瞬間です。当然、客席はフォルクスオーパーでは珍しいスタンディングオベーションです。

ちなみにSándor Némethさんは1982年10月23日に「チャールダーシュの女王」のフェリ・バチ役で登場し、2012年4月21日まで通算261回も出演しています。総上演回数が290回ですから、ほとんどの公演でフェリ・バチを演じていることになります。もちろん、その他の演目にも出演していますが、三桁の出演回数を誇るのは「チャールダーシュの女王」だけです。まさに「はまり役」と言えるでしょう。

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終演後は例によって舞台上で、ダイレクターのロベルト・マイヤーさんの祝辞と花束贈呈などのセレモニーも行われました。また、最後にご本人から、共演した仲間やオーケストラメンバーに対する謝辞がありました。

Sándor Némethさんですが、今回の公演が最後という話はありませんでしたが、恐らく「チャールダーシュの女王」に関しては事実上の引退だろうと思われます。お歳を感じさせない素晴らしい身のこなしだったので、Feriとしては、もっと続けてもらえれば‥と思いますが、お体の関係もあり、むずかしいのでしょう。ある意味、一つの時代の終焉を迎えたような気がします。

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また、ロビーではSándor Némethさんのフォルクスオーパーでの出演記録や舞台写真などが展示されていました。

なお、2012/13シーズンではミュージカル「キスミー、ケイト」のHarry Trevor役で出演が予定されています。これは楽しみですね。

しかし、Sándor Némethさんの記念公演に立ち会うことができて、「オペレッタにはまった男」冥利に尽きます。本当に夢のような一夜でした。舞台がはねた後のワインが美味しかったこと‥


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