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May 20, 2012

2012フォルクスオーパー来日公演「ウィンザーの陽気な女房たち」

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今日はフォルクスオーパー来日公演第二段「ウィンザーの陽気な女房たち」の模様をお伝えしましょう。

すでにご紹介しているように、今回のジャパン・ツアーでは唯一のオペラです。コミカルな内容なので、フォルクスオーパーらしさが発揮される演目です。

キャストが違うため、どの日を観るか迷ったのですが、フルート婦人役のエリーザベト・フレヒルさんが観たかったので、19日にしました(へそ曲がりらしいFeriの選択)。

当日の指揮は、予定どおりサッシャ・ゲッツェル(Sascha Goetzel)さん、主な出演者は以下の通りです。

ファルスタッフ:フランツ・ハヴラタ(Franz Hawlata)さん
フルート氏:マティアス・ハウスマン(Mathias Hausmann)さん
ライヒ氏:シュテファン・チェルニー(Stefan Cerny)さん
フェントン:ユンホー・ヨウ(JunHo You)さん
シュぺ―ルリヒ:カール=ミヒャエル・エブナー(Karl-Michael Ebner)さん
ドクター・カーユス:ミヒャエル・ハヴリチェク(Michael Havlicek)さん
フルート夫人:エリーザベト・フレヒル(Elizabeth Flechl)さん
ライヒ夫人:スーリエ・ジラルディ(Sulie Girardi)さん
アンナ:ベアーテ・リッター(Beate Ritter)さん
給仕:フランツ・ズーラーダ(Franz Suhrada)さん
野ウサギ:フロレンティーナ・クビツェク(Florentina Kubizek)さん

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まず、演出や舞台装置、衣装に関しては2010/11シーズンのプルミエ版と同じでした。フォルクスオーパーの舞台は東京文化会館よりも狭いので、そのまま再現されていました。「ウィンザーの陽気な女房たち」では、ファルスタッフの「家」がフォルクスワーゲンのバンなのですが、それもウィーンと全く一緒でした。

また、フェントンの愛機である三翼のフォッカー機もちゃんと飛んでいました。これらは、ウィーンから持ち込んだものかもしれません(1月以降、上演がありませんから、移動のための時間は確保できます)。

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余談ですが、ファルスタッフの「家」になっているバンが、なぜフォルクスワーゲンなのか‥実は、現在、フォルクスワーゲンがフォルクスオーパーのスポンサーなのですね。そのため、スポンサーに敬意を表しているのだと思います(なお、舞台写真はウィーンのものです)。

さて、演奏は会場の特性を把握したためか、12日の「こうもり」より良くなっていましたね。指揮のサッシャ・ゲッツェル(Sascha Goetzel)さんはプルミエを担当した方ですから、オケとのコンビネーションも問題ありませんでした。

フルート夫人のエリーザベト・フレヒルさんは、期待通りの素晴らしい歌声と演技を披露してくれました。さすがですね

ライヒ夫人のスーリエ・ジラルディさんはFeriは初めて観ましたが、フレヒルさんとのコンビネーションも良かったですね。ただ、歌に関してはは若干、こなれていない感じがしました。

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ベアーテ・リッターさんのアンナもFeriは初めて観ましたが、声もしっかりと出ており、かわいらしい雰囲気と相まって、決まっていましたね。このキャスティングは正解だったと思います。

フルートのマティアス・ハウスマンさんは、12日の「こうもり」ではファルケ博士として登場。今日は全く性格が違う役柄でしたが、嫉妬深いフルート役を見事に演じていました。ファルケ博士よりも、フルオートの方が合っているような感じがしましたね。

ライヒのステファン・チェルニーさんも、ちょっととぼけた感じで良い味を出していました。

アンナのお相手となるフェントンのユンホー・ヨウさん。フェントン役は初めて観ましたが、いつも元気な歌声が印象的な方です。今日も全開で美声を披露していましたね。こういう役には向いている感じがします。

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三幕でダンサー風の妖精に化けることになるシュぺ―ルリヒのカール=ミヒャエル・エブナーさんとカーユス:ミヒャエル・ハヴリチェクさん。ちょっと恥ずかしい場面なのですが、エブナーさん(プルミエ組)、ハヴリチェクさんともに、渾身の演技で良い味を出していました。

ファルスタッフは3日間ともフランツ・ハヴァラタさんですが、女性に目のないおじさまを見事に演じていました。ハラヴァタさんは1994年に上演された「ウィンザーの陽気な女房たち」でファルスタッフを演じているので、久しぶりの起用ですが、役をよく理解していることをうかがわせる演技でした。2010/11シーズンのプルミエに起用されたLars Woldtさんに近い雰囲気がありました。

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野ウサギのフロレンティーナ・クビツェクさんは、本当はかわいらしい女優さん。最後に着ぐるみを脱いでファルスタッフと踊る場面があるのですが、その時、初めて女優さんとわかる演出です。2010/11シーズンのプルミエから起用されているので、お芝居も見事でした。かわいらしい方なので、出待ちでも人気を集めていました。

ところで、今日は出番がないシュライヴマイヤーさんやフルテンシュタイナーさんも楽屋に詰めていたようで、公演終了後、ロベルト・マイヤーさんなどと一緒に出てきました。

通常、日本では楽屋口での出待ちは混雑を防止するするため、招へい元が整理に当たる(仕切る)ケースが多いのですが、フォルクスオーパーの場合、出待ちのお客さまが少ないため、出てくる歌手をファンが迎えるというパターンでした。のんびりした雰囲気が良いですね。

「ウィンザーの陽気な女房たち」ですが、今年の1月に事実上の予行演習をウィーンで行っているため、全体的にまとまった公演内容になっていました。プルミエ組が出演している18日も、まとまった公演だったことでしょう。さて、三幕の奇抜なコスチュームや演出などを日本の皆さまは、どのように受けて止めたことでしょう。

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Comments

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

Posted by: 投資の初心者 | May 20, 2012 17:31

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