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May 23, 2012

片方しかない停留所

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今日は「路面電車の停留所」にまつわるお話をお届けします。

通常、路面電車でも停留所は両方向(日本流に言うと上り線と下り線)に設けられているのが一般的ですよね。こちらウィーンでも、ほとんどの停留所は向かい合って設置されています。

ただ、例外なのは交差点に隣接した停留所です。これは交差点での混雑を防止するため、通常、交差点の手前に停留所が設置されます。そのため、上下線の停留所が交差点を挟んで斜めに設置されるのが一般的です。これはバス停の場合も同じですね。

さて、Feriが都心からフォルクスオーパーに向かう場合、ショッテントーアから40・41・42・27・38系統のいずれかを使います。最近はU6の接続停留所であるWähringer Straßeまで行くよりも、37・38系統も利用できるので、1つ手前のSpitalgasseで降りることが多くなりましたね。

ところで、先日、ふとフォルクスオーパーから都心方面へ戻る途中、都心へ向かう路線(日本で言うと上り線)にしかない停留所が存在することに気づきました。

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この停留所ですが、SpitalgasseとSchwarzspanierestraßeの間にあり、Sensengasseという名称です。つまり、郊外へ向かう下り線には、この停留所は存在しないのです(停留所がないので電車は通過します)。は、都心へ向かう側の路線(日本流に言うと上り線)にしかありません。

その後、気になったので、改めて調べて見ました(自分で白状するのも何ですが、閑人ですなぁ‥)。

トップの写真がSensengasse停留所です。ちょうどULFが停車中。そして、2枚目の写真は郊外へ向かう路線のSpitalgasse停留所から見たSensengasse停留所です。路面電車が止まっているところが、Sensengasse停留所。向かいに安全地帯がないのがおわかりいただけると思います。

Sensengasse停留所ですが、郊外へ向かう路線のSpitalgasse停留所とはわずか100メートルほどしか離れていませんので、下り線にSensengasseの停留所を設けるのは、非現実的かと思います。

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ただ、40・41・42系統の場合都心へ向かうSpitalgasse停留所は交差点の手前(フォルクスオーパー側)にあるため、結構な距離があります。これは、Nußdorfer StraßeにSpitalgasseの停留所がある37・38系統の場合も同様です。

とは、言っても、極端に離れている訳でもないのに、なぜ、都心へ向かう路線だけに停留所を設けたのかが疑問だったのですが、実は、この近くにクリニックがあり、そこへ通う患者さんの利便性を考慮して設置しているようです(車内アナウンスに注目しているとクリニック名が紹介されますので‥)。

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確かにクリニックに路面電車を利用して通院する患者さんとっては、交差点を越えて200メートル近い距離を歩くのは、しんどいかもしれませんね。

なかなか利用者の利便性を考慮したWiener Linienの「きめ細かいサービス」と言えるでしょう。ここは5路線が通るため、利用者が一定以上いるために停留所が設置されている可能性もあります。

恐らく、色々と調べて見ると、このように「片方しかない停留所」が他の路線にもありそうです。まぁ、車内に出ている路線図をよく見れば、片側にしかない停留所はすぐに発見できるのですが‥Feriも気をつけてみたいと思っています。


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