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May 17, 2012

またまた危なくなった?オーストリア航空

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日本では日本航空が大幅な路線縮小や機材のダウンサイジング、人員削減などにより、2012年3月の連結決算では過去最高の営業利益を上げています高コスト体質からの転換に成功しつつあるようですね。

さて、今日は「オーストリア航空のお話」です。ご存じのように、日本航空と同じく、経営危機に陥ったオーストリア航空はルフトハンザ・ドイツ航空の支援を受けて経営再建を進めています。

しかし、ここに来てあまり良くないニュースが流れています。というのは高コスト体質が脱却できないというものです。
実際、最近、ご利用になった方はおわかりかと思いますが、ディスカウント運賃の利用者が大半を占めるエコノミークラスでは、機内サービスが大幅に簡素化され、コストダウンに努めていることがわかります。

その一方で、パイロットや客室乗務員の賃金や年金の引き下げが難航しているのです。もともと労働者の権利が強い国ですから、当然、こういった事態は想定されましたが‥

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会社側としては、現在はオーストリア航空傘下になっているチロリアン航空と同程度の賃金水準にしたいようです。しかし、運行乗務員側は強く反対しており、話し合いは平行線。

先日は、パイロットが突然、大量に急病となり、交代要員を手配しきれずに欠航となった便が大量に出ました。これは、会社側に圧力をかけるための「事実上のストライキ」だったようです。当然、組合側は“たまたま病気が重なっただけ”という立場を曲げていませんが‥

支援しているルフトハンザ・ドイツ航空も交渉が進まないため、さじを投げ出しそうになっているという噂もあります。
もしかすると、最悪の場合、以前、検討されていた、新しい航空会社をつくって、そこが新しい条件で新規雇用というプランが浮上するかもしれません。この方式は、スイス航空再建時に採用されていますので、実績はありますね(クロスエアという地域航空会社がスイス航空の路線を引き継ぐ継承会社になりました)。

ただ、こういった会社側の動きに対して組合側も反発を強めているようで、今後も突然、パイロットが大量に病気になるようなケースが出る可能性もあります。

その結果、定期便が欠航すると迷惑をこうむるのはお客さま。気をつけないと、内輪もめをしているうちにお客さまが離れてしまう可能性もあります。

いずれにしても、気になるニュースですね。

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経済・政治・国際 |

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