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June 19, 2012

今年のシュパーゲル

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経済平和研究所(オーストラリアとアメリカを拠点とするシンクタンク)が、世界の国と地域の治安や情勢など、様々な要素を数値化して算出した「世界平和度指数」(GPI)を元にした、2012年度版「世界の平和な国ランキング」(どれだけ安心して暮らせる場所か示す)が発表されました。

これによると、158位中、オーストリアは第6位(アイルランドと同率)。そして、日本は第5位にランキングされました。やはりオーストリアは安心して暮らせる国なのですね  ちなみに第1位はアイスランドだそうですが、Feriは行ったことがないので、実感がありませんが‥

さて、今日は「野菜の王様 シュパーゲル」の話題です。

毎年、この時期にお届けしているシュパーゲル(Spargel、白アスパラガス)のお話‥5月下旬から6月中旬にかけて、ウィーン市内の市では、地元ブルゲンラント産のシュパーゲルが販売されています。

最近ではご多分に漏れず、外国から輸入されるシュパーゲルが増えてきました。そのため、シュパーゲルを食べることができる期間が長くなりました。反面、手に入る期間が長くなると、季節感は薄れますよね。

日本には世界各国から色々な食材が輸入されていますが、オーストリアは農産品に関しては、比較的地場産が多かったのですがねぇ‥

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輸入先についても、以前はヨーロッパ内、スペインやオランダ、ドイツ、ハンガリーなどヨーロッパ圏内が中心だったようですが、最近、増えてきたのは南米のペルー産です。

何でもアスパラガスの需要が増えるようになったため、メキシコ、スペイン、ギリシアなど、主要消費国の周辺の温暖で比較的人件費が安い場所に広がりました。さらに、中国やペルーなど、人件費、気候、土壌など、世界の中でもアスパラガスの生産に適した場所に拡大したそうです。ちなみにペルーは生鮮アスパラガスの輸出では、世界第一位だとか。

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余談ですが、ペルーは当初、缶詰用のアスパラガスを生産していましたが、中国が缶詰市場に大々的に進出してきたため、生鮮用に切り替えて、市場を確保したそうです。

こういった背景もあり、4月下旬くらいから出てくるシュパーゲルは、レストランなどで提供されるものも含めて、輸入物が多いようです。

通常、オーストリア産のシュパーゲルが市場に出てくるのは、5月中旬からなのですが、今年は異常気象が影響したせいか、若干、遅れたようです。

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とにかく地場産のシュパーゲルを購入したい場合は、Bio市に行くのが一番。農家や農家と契約している青果店が産地のはっきりとしたシュパーゲルを売っています。

シュパーゲルは外側の皮が固いため、茹でる前にピーラーなどで皮をむく必要があります。そのため、家庭で料理をするのは、ちょっと手間がかかります。Feriはもっぱらバイスルなどで食べています。

今シーズンは、定番のホランデーソース(Sauce Hollandaise、2枚目の写真)に加えて、コルドン・ブルー(Cordon-Bleu、3枚目の写真)もいただきました。コルドン・ブルーは、シュパーゲルに周りに薄いシンケンとケーゼを巻いて、衣を付けてあげたもの。揚げたてはなかなか美味しいですね。

4枚目の写真(上の写真)は友だちが食べていたシュパーゲルのパスタです。これも美味しそうですね。

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また、今年は友人宅でシュパーゲルのお料理をご馳走していただきました。一見、簡単そうに見えますが、皮をむく手間に加えて、茹で時間によって食感が微妙変化するので、お料理をする方は意外と大変なのですよね。どうも、ごちそうさまでした。

余談ですが、シュパーゲルの消費大国はお隣のドイツ。年間0.93kg/人という調査結果を見たことがあります。突出しています。ちなみにオーストリアでの消費量は、年間0.62kg/人位だそうです。なぜ、ドイツ人がシュパーゲルを、こんなに好むのか? その理由はよくわかりません。まぁ、美味しいことは間違いありませんが‥

さて、シュパーゲルも、来年の「この時期」までお別れです。美味しいシュパーゲルができることを期待しましょう。


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Comments

今日は。
ペルー産のホワイトアスパラガスは日本でも増えてきましたね。以前はタイ産が多かったのですが、今は1年中ペルー産がスーパーで買えます。
ヨーロッパも同じように年中買えるようになるかもしれませんね。

さて食べ方ですが、ウィーンに住む友人に教えていただいたのですが、茹でたホワイトアスパラガスを熱いうちにお出汁に漬けて、半日程度置き、鰹節とおろし生姜を添えて食べると美味しいですよ。立派な日本料理になってしまいます。

私はクリーム・スープが好きなので、5月に滞在した時にたらふくいただきました。KamptalのEstdorfでワイナリーの方にご馳走していただいたスープが、とびきり美味しかったです。

Posted by: Kino_San | June 20, 2012 08:36

Kino_San様、こんにちは。コメントありがとうございます。

クリーム・スープも美味しいですね。バイスルのメニューにも、この時期は必ず載っていますね。

そう言えば、Feriも以前、北海道のお寿司屋さんで、ホワイトアスパラの塩焼きを出してもらったことがあります。こちらも美味しかったですね。

Posted by: Feri | June 20, 2012 19:22

先日、たまたま観ていた情報バラエティー番組で、
ウィーンでは、アスパラを茹でる為の専用鍋が販売されている、と紹介されていました。
出演者が皆、大変驚いていましたよ。
確かに日本では考えられませんよね。

Posted by: necchi | June 20, 2012 23:32

necch様、コメントありがとうございます。

縦に長い専用鍋ですが、当ブログでも以前、ご紹介したことがあります(2010年5月25日)。定価は50ユーロくらいでしょうかね。

シュパーゲルのシーズンになると調理器具などを販売するお店に出てきますが、どうしても用途が限定されるためか、シーズン中盤からはバーゲンの対象になりやすいようです。

ただ、一般家庭にどの程度、普及しているものなのかは存じませんが‥

Posted by: Feri | June 21, 2012 08:41

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