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July 06, 2012

変わったお店シリーズ61 懐かしのオーディオ専門店

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7月最初の「変わったお店シリーズ」はオーディオ専門店をご紹介しましょう。大げさですが、21世紀に入って「機械を使って音楽を聴く」という行為は激変したと思います。その立役者となったのは、デジタル化とインターネットを使った音楽配信でしょうか。

最もデジタル化はCDでスタートしたものですが、はやりインターネットを使った音楽配信の影響が大きいでしょうね。Feri個人の見方ですが、「音楽は消費するもの」に変化しているような気がしています。

その昔、オーディオ機器を使って音楽を楽しむというのは、大きな趣味のジャンルだったと思います。特にアナログレコードの時代には、機器の組み合わせやセッティングによって音が大きく変わるため、愛好家の方は、色々と工夫して楽しんでいたと思います。もちろん、今でも、そういったオーディオ愛好家の方はいらっしゃいますが、日本では少なくなっているような気がします。

さて、前置きは長くなりましたが、先日、ウィーンの某所で写真のようなオーディオ専門店を見つけました。屋号は「raum-akustik」。

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ちゃんとレコード用のピックアップも販売しています。もちろん、ターンテーブル、アンプやスピーカーといったシステムも販売しています。

ちなみにショーウィンドウに展示されていたピックアップは、左側がオーディオテクニカ、右がスタントンです。懐かしい!! レコードプレーヤーで良い音を再生しようと思うと、ターンテーブルの正確な回転(このあたりは、かつて日本のサーボ技術が抜きん出ていました)に加えて、アームと音を拾うピックアップの組み合わせと調整が重要でした。Feriも、学生時代は友人の影響で、オーディオに凝っていて、色々と試行錯誤して、レコード音楽を楽しんだ時期がありました。

ショーウィンドウには、Feriから見ると懐かしいオーディオ機器やアクセサリーが沢山、ディスプレイされていました。
また、店頭に掲げられた看板を見てビックリ。そう、日本のオーディオ専門メーカーの名前が連なっているのです。今はなくなってしまった会社もあるだけに、感慨深いものがあります。今の若い方の中は、この看板を見ても、どれが日本の高級オーディオメーカーなのかわからない‥という方も多いでしょうね。とにかく、昔、日本は高級オーディオ機器を製造するメーカーさんが沢山あり、ある意味、輸出の花形産業でした。

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この中で、知る人ぞ知るのが「Nakamichi」。かつて世界最高の性能を誇るカセットデッキを製造していた世界的な中堅企業です。最初は株式会社中道研究所という名称で、会社内にコンサートホールまで持っていたという、音に対するこだわりが半端ではないメーカーでした。

当時、コンパクトカセット(もちろんアナログのもの)は便利であるものの、本格的なオーディオには不向きであるという認識が一般的でした。それを見事に打ち破った画期的なカセットデッキを製品を開発した会社です。海外の方が知名度が高かったメーカーさんですね。残念ながら、その後、バブル崩壊の影響などもあり、倒産してしまいました。

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そのため、日本国内では、この特徴的なロゴを街中で見ることはありませんが、ウィーンで再会するとは思いませんでした。実は、FeriはNakamichiのカセットデッキを、今でも持っています。学生時代、分不相応だったのですが、そのすばらしさに憧れて、資金を貯めて購入したものです。きっと、ウィーンにもNakamichiのファンはいらっしゃることでしょう。

このお店ですが、こぢんまりしていますが、いかにも愛好家向けの専門店という風情が漂っています。良いものを大切に使う文化があるオーストリアですから、きっとアナログ式のオーディオ機器を駆使して、音楽を楽しんでいる愛好家も多いことでしょう。そういった方にとっては、なくてはならないお店‥と言えるかもしれません。

ちなみにオーストリアにもオーディオ機器メーカーがありますが、代表的なものはプロフェッショナル用のマイクやヘッドフォンを製造しているAKGでしょうか。そうそう、ピアノ製造で有名なベーゼンドルファーもスピーカーを製造しています。

ところで、デジタル化以降、再生する「音の差」が少なくなっているのは事実なのですが、実は、こんな時代でも、1セット100万円以上するアンプとスピーカーを結ぶケーブルが売られていたりします。もちろん、ケーブルだけ良くてもダメで、アンプやスピーカーも、もちろん重要です。しかし、素晴らしい環境で聴くと、ケーブル一本でも明らかな差があるそうです。凝り出すと、きりがない世界‥趣味は何でもそうですが、オーディオも、その代表かもしれません。話が横道にそれたので、今日は、この辺で。


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Comments

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Posted by: bryansutton | July 07, 2012 at 01:06 PM

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