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July 19, 2012

これはすごいクレーン車

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今日は、ウィーンの旧市街で見かけた「巨大クレーン車の話題」をお届けします。

先日、現在、ホテルの建設工事が進められているアム・ホーフ広場を通りかかったところ、見慣れない建設重機を発見しました。

いわゆるクレーン車なのですが、何とビックリ、こちらでよく見かけるタワー式のクレーンを車両に搭載しているのです。

タワー式クレーンは高さがあるため、しっかりとした基礎部分が必要です。通常、基礎部分は重量のあるコンクリートブロックに鉄の錘を加えるのが一般的です。

が、これは何と基礎部分が車両になっているではありませんか。さすがに通常のクレーン車よりも、車両を固定するアウトリガーが大きいようですが、それでもビックリです。

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しかし、車載式であるにもかかわらず、上だけ見ると固定式クレーンと何ら変わりません。で、車体に書かれていた社名を参考に、後日、調べて見ました。

最近はインターネットで情報を発信している会社が大多数なので、こういう時は、本当に便利ですね。

で、このクレーン車ですがPMBK80という型式です。都心の限られたスペースで作業をするために設計された特殊車両で、タワークレーンの他、バラスト、発電機、キャビンなど、必要な装備一式が車両に搭載されているそうです。

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Feriが見たときは、すでにセットアップが終わっていたのですが、何と作業員一人のボタン操作により、わずか13分で自動的にタワー式クレーンが出来上がるようになっています。

いったい、どうやって車載の状態からタワー式クレーンに変身するのか‥PMBK80を紹介するホームページには、変身するプロセスが写真で紹介されていました。すごいですね。日本の超合金合体メカ顔負け‥この仕組みを考えた人は、天才です

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タワー式クレーンの場合、クレーンを操作する運転室がタワー上部に設置されるのが一般的ですが、これも自動的にタワーを上って行くようになっているようです。また、任意の場所で止めることもできるようになっているとか‥本当によく考えられています。

こんなにダイナミックに変身するのだったら、組み立て作業をぜひ見たかったですね。残念、無念

なお、クレーンを支えるタワーの上部までは28メートル、クレーンのアームは、最大42メートル、最大8トンの資材を移動させることができるそうです(もちろん、最大積載時はアームの長さが短くなるようですが‥)。

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一方、タワーやクレーンを折りたたんで、移動させる際の車両サイズは全長15.9メートル、全幅2.75メートル、全高4.00メートルと比較的コンパクトにまとまっていますが、図面のように移動する際は、前後に折りたたんだタワーが飛び出すようです(これは仕方がありませんね)。

このクレーン車を開発・運用したのは、オーストリアのPRANGLという会社。Feriが、子供の頃にワクワクしながら見た「サンダーバード」にでも出てきそうなメカですね(歳がわかりますねぇ)。

恐らく、一時的にタワー式クレーンが必要になった場合に出動するのだと思いますが、これだけ複雑なメカなので、運用コストは結構、高そうな気がします。

ところで、日本では、こういったメカは認可されるのでしょうかね。元々、地震などが多い土地ですし、時々、クレーン車や杭打ち機の横転事故があったりするので、難しいかもしれませんね。

最も日本の場合、都心部では電線が道路の上にあるため、このようなアームを展開するスペースがないかもしれません。


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