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July 12, 2012

地下鉄U1は「夏休み中」です

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今日はウィーンの「地下鉄の話題」をお届けしましょう。

7月7日から8月26日まで地下鉄U1が夏休みに入りました。といってもサボっている訳ではありません(まぁ、電車は走っていない訳ですから、お休み中ではありますが‥)。

Reumannplatz -Schwedenplatz間を全面的に運休として、大規模なリニューアル工事を行っているのです。この区間にはウィーン中央駅に隣接するSüdtiroler Platzrailroad 駅もありますので、中央駅の開業に合わせた工事とも言えるかもしれません。

ところで、Reumannplatz-Karlsplatz間は、1978年2月に開業したU1最初の区間ですから、35年ぶりの大規模リニューアル工事ということになります。さすがに35年も使っていると、だいぶくたびれてくるでしょうからね‥

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U1は10区、4区と中心部を結ぶ大動脈で、今回の運休区間にはシュテファンプラッツが含まれる訳ですから、これは大変な工事ですね。

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観光客の皆さんも利用するU1だけに、混乱を防止するため、Wiener Linienでは300名のスタッフを動員して、案内に当たっているそうです(トップの写真は駅の入り口に設けられた仮設の案内所です)。運休区間の駅では、U1の表示は消されていますし、入り口のシャッターも閉まっており、完全閉鎖中です。

今回のU1の運休中、66系統(Kärntner Ring,Oper-Oberlaa,Therme Wien間)と68系統(Otto-Probst-Platz-Schwedenplatz間)という路面電車による代行路線が運行されています。しかし、路面電車がバックアップとして活躍できるところが、路線網の充実しているウィーンらしいところです。

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まぁ、ウィーンにお住まいの方も夏休みをとる方が多いので、利用者が少ない「この時期」を狙って工事に踏み切ったのでしょうが、観光客の皆さんは大混乱かもしれません。当然、Wiener Linienでは迂回ルートを掲載したリーフレットも作成していますが、慣れた頃には運行再開といった感じでしょうね。

最近は日本の鉄道でも、一定時間運休して大規模な改修工事を行うことがありますが、自然災害による被害を受けた場合以外で、1ヶ月以上も運休してリニューアル工事をするというケースはないと思います。

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ところで、Wiener Linienのホームページにも、当然のことながら詳しい案内が出ているのですが、トップページには「工事完了まで、あと何日と何時間」という減算タイマーが出ています(右の写真)。日本だったら、丁寧なお詫びが掲載されるのでしょうが、こういった遊び心があるところがウィーンらしいところかもしれません。

という訳で、8月26日までにウィーンを訪れる予定の皆さまは、市内の移動にはご注意くださいね。


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鉄道のお話 |

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Comments

今日は。
U1もリニューアルですね。
実は20数年前にケプラープラッツ(Keplerplatz)の近くに住んでまして、U1や南駅を良く利用していました。
(南駅は無くなってウィーン中央駅に建て替え中)
懐かしいものがどんどんなくなって行くような、でも新しい物を利用している自分もおり。。。

随分、歳を取りました。

Posted by: Kino_San | July 12, 2012 09:07

Kino_San様、コメント、ありがとうございます。

ケプラープラッツ付近も風情があって、なかなかいい場所でしょね。

恐らく中央駅の開業に伴って人の流れも含めて、大きく変わるような気がします。

最もウィーン気質は変わらないでしょうが‥

Posted by: Feri | July 12, 2012 10:25

お久しぶりです。ローマの地下鉄A線の場合、C線の工事に伴い、夜21時以降はバス代行にしていましたけど、ウィーンのU1号線は完全運休でリニューアルとは思い切った事をするものです。普通だったら、観光オフシーズンの1~2月にやるのが筋ってものですが・・・夏休みでウィーンっ子達が街を離れるとは言え、何で海外から観光客が多く訪れるこの時期にやるのか理解に苦しみます。いくら、路面電車がピンチヒッターで頑張るとは言え、地元民はともかく、不慣れな観光客にとっては迷惑な話です。まぁ、無事に工事が終わる事を祈ります。

ところで、ウィーンではロンドンオリンピックの関心は高いのでしょうか?日本ではかなり高いですが、オーストリア国内の状況が気になります。

Posted by: おざきとしふみ | July 12, 2012 11:11

おざきとしふみ様、コメント、ありがとうございます。

ウィーンでは冬は公共交通機関が大活躍します(路面凍結などもあるので‥)。また、コンサートやオペラの「ハイ・シーズン」。そうなると地元の皆さんがバカンスに出かけて企業活動がおとなしくなる8月の工事は、意外とベストな選択かもしれません。

また、8月はウィーンも暑い上に、コンサートなどの舞台芸術の公演がないので、観光客も少なくなるようです。もっとも知らずに来た人には迷惑な話ですが。

オリンピックについては、マスコミなどでも取り上げていますが、如何せん、オーストリアは、夏は強い種目が少ないので‥

Posted by: Feri | July 13, 2012 08:40

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