« お待たせしました メルビッシュ「こうもり」鑑賞記(その2) | Main | SPRITZTERの「大」はいかが? »

August 22, 2012

Feriの第二のふるさと‥

Img_106_5811_001

今日は、毎年、夏休みに滞在している街のお話です。

Feriは、かれこれ20年以上、毎年、夏にはザルツブルク州の田舎の某街に滞在しています。滞在期間は、年によって違うのですが、一週間前後が一般的でしょうか。こちらの皆さまのバカンスに比べると「圧倒的に短い」のですが、まぁ、これは致し方ありません。

なぜ、この街に滞在することになったのか‥これは、近くに蒸気機関車の保存運転をやっている鉄道があり、その昔、この鉄道を訪れたことがきっかけでした。ウィーンやザルツブルクから、この町へ行くにはPOST BUSくらいしか公共交通機関がなく、Feriは毎年、レンタカーで訪問しています。初めて行った時も、レンタカーでした。

オーストリアでは地方へ行くと古い街並みを保護するため、幹線道路をバイパスにして市街地を迂回させるのが一般的です(ブルゲンラントは例外ですが‥)。そのため、幹線道路をドライブしていると、魅力的な街を見過ごしてしまうことがあります。

Img_6192_001

実は、この街もバイパスを通っていると、そのまま通り過ぎてしまうような感じでしたが、たまたま鉄道の駅があるため、立ち寄ったのが、この街を知るきかっけになりました。

市庁舎の前に小さな広場があり、それを取り囲むようにレストランや銀行、お店が並んでいるという典型的なオーストリアの田舎町です。

偶然、駐車場付きのホテルを見つけて飛び込んだことがきっかけで、依頼、毎夏、そのホテルに泊まっています。そうそう、Feriはほぼ決まって10号室があてがわれます(例外的に別の部屋になったこともありますが‥今年は12号室でした)。

Img_105_08_4374_001

このホテルのオーナーさんですが、本業は酪農家で、ホテルは自分たちが住む家を大きくして副業として営業しているような感じです。毎夏、行っているので、ホテルの女将やご主人(こちらは酪農経営一本)、子供さん(といっても成人しており、今は結婚して、子供さんもいるようです)とも顔なじみです。

別段、有名観光地がある訳ではないので、夏は山歩きをするバカンス客が数組宿泊している程度です。田舎だけあって東洋人は、ほとんど見かけない街なのです。しかし、中国人の方が経営している中華レストランが一軒あるため、そこのご家族が数少ない東洋人ということになるでしょうか。この中華レストランも20年以上、営業していますね。

Img_105_08_4817_001

昼下がりの一時、市庁舎前広場に面したシャニガルテンで、ビアを飲みながらのんびりした時を過ごす‥Feriにとっては最高の贅沢です。この街は、標高が1000メートルを超えるため、夏でも日が落ちると涼しく(というか寒い)、過ごしやすい場所です。ただ、谷になっている関係で、夏の朝は、放射冷却現象で霧が良く出ます。面白いもので、霧が出た日は、朝10時を過ぎると快晴になるようです。

レストランのオーナーさんもFeriのことをご存じですが、若い従業員さんは、気をつけないとFeriが初めて行った頃は、広場で遊んでいた子供さんだった‥ということも‥ もっともご本人は気づいていないかもしれませんが‥

賑やかなウィーンやザルツブルク、グラーツなども良いですが、こういった何もない田舎町こそ、Feriにとって「オーストリアの原点」です。もちろん、その後も色々な魅力あふれる小さな街に滞在していますが、なぜか、この街に来ると「今年も故郷に帰ってきたなぁ」という感じになるのです。

そう言えば、この街に滞在中も、教会のミサに参列しますが、信徒の皆さんもFeriを温かく迎えてくれます。どう考えても、変な外国人なのですがね‥さぁ、今年も、この街で。どんな出会いが待っていることでしょうか。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります delicious

Br_decobanner_austria_001

旅行・地域 |

« お待たせしました メルビッシュ「こうもり」鑑賞記(その2) | Main | SPRITZTERの「大」はいかが? »

Comments

ところでオーストリアでバカンスと言うと、やはり2週間くらいが多いのでしょうか?で、人気先はフランスやイタリアの海沿いとか、スペインやポルトガルの太陽サンサンの暑い所に行きたがると思うのですが・・・
でも、管理人さんが行く田舎街なんかも良さそうですね。観光地に行くと、人でゴミゴミしていたり、ホテルに予約しようにも、「申し訳ありませんが、この時期は満室でして。」と言われる危険性が高いですが、観光地でないので、すんなりと宿泊出来るのは有り難いですね。逆に「バカンスシーズンですけど、空いてますよ。どうぞ来て下さい。」と言われそうですが。
それにしても、あんな小さな街にも中華レストランがあるのは驚きですが、20年もやっているのも驚きです。周辺に中華レストランの類が無いので、地元の人から愛されているのでしょうか。まぁ、たまには他の国の料理を食べてみたくなる気にもなりますが。

どんなレポになるのでしょうか?楽しみにしています。

Posted by: おざきとしふみ | August 23, 2012 at 04:26 PM

おざきとしふみ様、こんにちは。

ドイツでは1ヶ月間の夏期休暇が義務づけられているため、隣のオーストリアにはよくやって来ます。滞在期間が長いためキャンピングカーで来る人もいますし、ボートなどをもってくる人もいます。ドイツ人に限らず、ヨーロッパ人は基本邸に遊ぶことには気合いが入っています。

オーストリアの場合、地域によって夏休みの期間やとり方が違うようですが、リッチなウィーン人は東南アジア(タイ、プーケットなど)が好きなようです。実際、政府要人の中にもプーケットあたりにバカンスに出かける人もいるとか‥もちろん、国内組もいますが、こちらはザルツカンマーグートやチロル、ケルンテンなどが多いようです。

また、地方で農業に従事している人は、仕事柄、長期の夏休みをとる人は少ないようです。このほか観光関連施設が多い地域では、夏はかき入れ時ですから、当然、夏休みはとりにくいですよね。

ちなみにFeriが滞在しているホテルには、スイス、ドイツ、イタリアのバカンス客が滞在していることが多いですね。だいたい、ハイキング、サイクリングなどを楽しんでいます。

Posted by: Feri | August 24, 2012 at 10:07 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« お待たせしました メルビッシュ「こうもり」鑑賞記(その2) | Main | SPRITZTERの「大」はいかが? »