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August 26, 2012

おじさまにもらったハーブの花束

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8月15日というと日本人にとっては「終戦記念日」ですが、オーストリアでは「マリア被昇天祭(Maria Himmmelfahrt)」の祝日です。

マリア様にまつわる祝日なので、当然、教会ではミサが盛大に執り行われますが、通常のミサと異なり、街の人達がハーブを摘んで花束を作って教会の祭壇に捧げます。

ミサで神父様からお祈りを受けた「ハーブの花束」は、それぞれ持って帰るようです。また、一部の教会では、ミサの後、信者の皆さんがミサに参列しなかった人達に「ハーブの花束」を配る習慣もあるそうです。

先日ご紹介した「Feriのふるさと」に滞在中、ちょうど8月15日を迎えました。通常は、この街の教会で行われるミサへ参列するのですが、ホテルのおかみさんが、「今日は、ぜひ、Muhrという村へ行ってご覧なさい。教会に花をあしらったポールが安置されているわよ」と勧めてくれたので、Muhrへ行ってみました。

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村は谷の中にあるのですが、小高い丘の上に教会が見えました。さっそく、その教会へ向かうと、礼拝堂の中に飾り付けられた飾り棒が五本、安置されていました。

昨年の8月11日付けのブログでもご紹介しましたが、毎年、6月下旬にザルブルク州のLungau地方では「飾り棒のパレード」(Prangstangentragen)と呼ばれるお祭りが行われ、教会に安置されます。各家庭で作成する飾り棒は、長さは最大8メートル、重さ80キログラムで、デイジーやリンドウ、シャクヤクなどの花できれいに飾られています。

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Feriは、正式な信者ではないのですが、せっかく、マリア被昇天祭(Maria Himmmelfahrt)に小さな村まで来たので、ミサに参列させてもらうことにしました。

10時からミサが始まるのですが、三々五々、カゴに「ハーブの花束」を入れた信者の皆さんがやってきます。宗教上の祝日である上、地方の村なので、皆さん民族衣装姿ですね。

小さな村なので、参列者は全員顔見知り。その中に唯一、東洋人のFeriが紛れ込むという奇妙な光景でした。小型のパイプオルガンの伴奏でミサが執り行われました。カトリックのミサでは、終盤、参列者同士が、相手の目を見て握手をする習慣があるのですが、さすがに地方。握手の握力が強いこと。

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1時間ほどでミサが終わると、集まっていた若い男たちが礼拝堂からポールを運び出します。通常、2人以上で運ぶのですが、中には1人で運び出す強者もおり、見ている信者の皆さんから盛大な拍手が送れました。

搬出時は、村を練り歩くことなく、近いところは歩いて、ちょっと離れたところは自動車に積んで、そのまま自宅へ持って帰ります。

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5本の飾り棒が搬出された後、次の目的地へ行こうと帰り支度をしていたところ、ご年配のおじさまがFeriに近づいて来て、「これをどうぞお持ちください。神様のお恵みを‥」といって「ハーブの花束」をプレゼントしてくれました。

きっと、珍しい人がいたので、興味をもったのかもしれません。丁寧にお礼を言って、いただきました。「ハーブの花束」なのでよい香りが漂ってきます。花束をくれたおじさまは、教会から続く草原を歩いて自宅へ向かっていきました。ご家族がいらっしゃれば、きっと教会で出会ったFeriの話題が出たかもしれませんね。

ミサが終わり、静かになった村を後に、Feriは次の目的地へ向かいました。


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