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September 16, 2012

フォルクスオーパーのドイツ語版「カルメン」再見

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日本のお客さまにもおなじみのビゼー作曲のオペラ「カルメン」。Feriもフォルクスオーパー版は以前に観ているのですが、久しぶりにのぞいてきました。

現在の演出はGuy Joostenさんによるもので、通算149回の上演回数を誇ります。フォルクスオーパーの公演はフランス語ではなく、ドイツ語版です。当然、字幕はありません。

当日の指揮はEnrico Dovicoさん。主なキャストは、次のとおりです。

カルメン:Annely Peeboさん
ミカエラ:Kristiane Kaiserさん
フラスキータ:Beate Ritterさん
メルセデス:Manuela Leonhartsbergerさん
ドン・ホセ:Mehrzad Montazeri
闘牛士エスカミーリョ:Sebastian Holecekさん
衛兵隊長スニガ:Sébastien Soulèsさん
モラレス:Sokolin Asllaniさん
密輸商人ダンカイロ:Thomas Zistererさん
レメンタード:Stephen Chaundyさん
居酒屋の主人リリャス・パスティア:Georg Wacksさん

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この日は、日本のお客さまも多かったですね。おなじみの序曲に乗って公演が始まります。第一幕はセビリアの煙草工場ですが、シンプルな舞台装置で、国立歌劇場とは大きく異なります。

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まぁ、その分、出演者が目立つ格好ですが‥ ただ、服装は、昔のイメージなので、それなりの雰囲気は出ています。バックステージツアーの際、舞台裏に並べてあった小銃やばらの花を持った兵隊が出てきましたが、ちゃんと忘れなかったようです。

暗転で二幕へ。居酒屋が舞台ですが、舞台装置はほとんど変更がなく、吊し物と小道具(イスとテーブル、酒など)でカバーしています。

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闘牛士は、奥の高いところにかかっているに通路から鉄製の階段を降りてくる演出です。このときは、スーツ姿です。なお、一幕では子供の合唱団が活躍するので、人気がありますね。二幕終了後に休憩が入ります。

三幕は密輸団のアジトという想定ですが、密輸品を入れた大きな箱が舞台に並んでいるだけで、後は大きな変化はありません(この箱はバックステージツアーの際、資材置き場に準備してありました)。

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クライマックスの四幕。ここは舞台の最前部だけを使ってお芝居が行われます。本来、闘牛士達が勇壮な音楽に乗せて闘牛場に入場する場面ですが、フォルクスオーパー版は簡略化していて、出てくる闘牛士はエスカミーリョ、ただ1人。カルメンも舞台上でドレスに衣装替え。

この場面、ロージェの舞台寄りは最上階まで合唱団用の席になっており、イメージとしては客席全体が闘牛場という感じです。

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カルメンが忘れられないドン・ホセは客席から登場。向かって右側の仮設階段と通路を上って舞台へ。

入れ替わりにエスカミーリョが闘牛場となっている客席へ去って行きます。後は、お決まりのパターン。カルメンにドン・ホセが復縁を迫り、結局、刺殺してしまいます。

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カルメンは、どの劇場でも独特のキャラクターなので、キャスティングが難しいが、今日のAnnely Peeboさんは背が高くて存在感がありましたね。声も出ており、まずは合格点でしょう。

ミカエラのKristiane Kaiserさんは出番が少ないが、かわいらしい感じで役のイメージにピッタリ。

カルメンの友人で脇を固めるフラスキータのBeate RitterさんとメルセデスのManuela Leonhartsbergerさんが、なかなか良い演技と歌いぶりでした。

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ドン・ホセはオペレッタでもおなじみのMehrzad Montazeriさん。彼のキャラクターにピッタリで、堂々とした演技ぶりが光りました。自信に満ちた歌いぶりに好感が持てます(デビューした頃に比べると、落ち着いて歌えるようになりましたね)。

そして、闘牛士エスカミーリョもオペレッタでおなじみのSebastian Holecekさん。自信満々の闘牛士らしい堂々とした歌いぶりが見事です。皆さん、オペレッタで鍛えられているので、お芝居も上手ですね。

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Feri個人としては舞台装置がちょっとチープな感じがするのですが、フォルクスオーパーのオペラだから、やむを得ないでしょう。

しかし、オペラ初心者の方には、ゴージャスな舞台装置を誇る国立歌劇場版の方が、「オペラを観ました」という印象が強まると思います。

ところで、フランス語版をドイツ語版で歌う訳ですから、正直、歌いにくそうな場面も見られました。フランス語とドイツ語では言葉の構成が違うのですから、まぁ、当然ですが、よくやりますよね。

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