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September 21, 2012

速報 オペラ歌手の甲斐 栄次郎さんが写真集を出版しました

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今日は、「日本で新しく出版された写真集の話題」をお届けしましょう。

ウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍中の甲斐 栄次郎さんが、このたび「ライカで綴る古都ウィーン-音楽が聞こえるモノクロームの風景-」という写真集を日本で出版されました。

ご存じの方も多いと思いますが、甲斐さんは今年、ウィーン国立歌劇場の専属歌手となって10周年を迎えます。また、来月には同劇場の来日公演では10月26日、横浜で1回だけ上演される「子供のための魔笛」にも出演されます。

日本ではバリトン歌手は、残念ながらあまり注目されませんが、前シーズンの「ロベルト・デビュリュー」のように主役と肩を並べる重要な役もたくさんあります。素晴らしいオペラは、主役の脇を固めるキャストのレベルが高くないと、実現できません。また、10年間、ソロ歌手として継続して専属契約を結ぶことができるというもは、大変なことだと思います。

さて、Feriも、ごく最近まで知らなかったのですが、甲斐さんは学生時代から写真が趣味だったそうで、留学先のニューヨークやイタリアでも、オフには写真を撮っていたそうです。

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今回、出版された写真集「ライカで綴る古都ウィーン-音楽が聞こえるモノクロームの風景-」は、そのタイトルからわかるように、今でも熱心なファンが多いドイツのカメラ、ライカで撮影したものです。Feriの大先輩にも熱心なライカ・ファンは大勢います。

現在は、デジタルカメラも発売していますが、ライカの真骨頂と言えば、35mmフィルムを使うレンジファインダー方式のカメラ。ツァイス製のレンズとともに、独特の味わいがある写真を撮ることができます。

最近は、モノクロの写真集は数少なくなりましたが、甲斐さんはウィーンにお住まいになった時、「この街にはモノクロが似合う」とお感じになり、以降、お仕事の合間にウィーンの日常を撮りためてきたようです。

今回は多数の作品の中から、厳選された50数点がピックアップされています。なお、作品はいずれもモノクロの銀塩フィルムで撮影されたものです。

実は、Feriはひょんなことから、1年半前に、この企画があることを知り、出版前に実際の写真を拝見する機会がありました。声楽家というか芸術家らしい視点で捉えた作品が多く、深みのあるモノクロームの写真に時も忘れて引き込まれた記憶があります。

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緯度が高いウィーンでは、日本よりも影に特徴があります。この影を効果的に使っている写真が、特に印象に残りました。また、写真のキャプションも、単なる説明ではなく、その写真を撮った時の作者の「心の声」が綴られており、写真集に奥行きを与えています。

巻末には、エッセイがまとめられていますが、オペラ歌手の日常生活を垣間見ることができて、音楽ファンにも興味深い内容となっています。また、最後に、ウィーン国立歌劇場で出演した演目と役が掲載されています。

実は、最近では写真集の場合、カラー印刷よりもモノクロ印刷の方が、オリジナル写真の雰囲気を伝えるのが難しくなっています。今回の写真集では、2種類のインクを使うダブルトーンという印刷技術で印刷されており、オリジナルのイメージをよく伝えていると思います。

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ところで、エッセイの中に“音楽を聴いているときに目を閉じると、光を感じることがある。‥一方では、光を見たときに音楽を感じることがある。歌手として自分自身が写真を撮ることの意義を考えたときに、このことは大切なテーマであると思う。「光には音があり、音には光がある」のだ。”という一節がありますが、声楽家として、ウィーン国立歌劇場の舞台で磨き抜かれた感受性で捉えた「ウィーンの日常」という感じがします。写真集を見ていると、自分の心の中に色々な音楽が流れてくる‥そんな写真集です。

この写真集はアートデイズという出版社から発行されていますが、同社は実はオーストリアや音楽関連の書籍も発売しています。代表的なところでは、「DVDオーストリア紀行」(全3巻)。オーストリアの魅力をウィーン、ドナウ、チロルの3つの旅で紹介した作品です。こちらもお勧めですね。

「ライカで綴る古都ウィーン-音楽が聞こえるモノクロームの風景-」は、出版社からの情報では、本日あたりから全国の書店に並ぶようですが、Amazonをはじめとするインターネット書店では、すでに入手可能です。

定価2,000円(税別)とお求めやすい価格設定になっていますので、このブログをご覧になっている皆さまには、ぜひお勧めしたい一冊です。この写真集を見ていると、ウィーンに出かけたくなると思いますよ。

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Comments

素敵な本のご紹介、有難うございました。
本日早速購入してきました。
明日、ウィーンに出かけるので、
素晴らしい《旅の序曲》の様な出会いだと感じてしまいました
Feriさんは実際の写真をご覧になられたんですね
写真好き、音楽好き、ウィーン好きの方だけではなく、多くの人に是非手にしていただきたいです。

Posted by: necchi | September 21, 2012 20:35

necchi様、コメント、ありがとうございます。

ウィーンは、日本よりも一足早く「秋の装い」になっています。これから冬に一直線‥という感じでしょうか。

また、写真集をお楽しみいただけたようで、嬉しい限りです。どうか、楽しいご滞在を。

Posted by: Feri | September 21, 2012 22:33

アーティスティックな感性を感じられそうな素晴らしい本ですね。

Posted by: 吉沢@幸運のススメ | September 23, 2012 21:41

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