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September 07, 2012

シーズン開幕 国立歌劇場「アラベラ」

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ウィーンでは、オペレッタやオペラの2012/13シーズンが開幕しました。国立歌劇場は9月4日の「ドン・カルロ」(イタリア語版)からスタートです。

シーズン毎に変わる緞帳ですが、今シーズンは写真のような感じです。さて、Feriは、翌日のリヒャルト・シュトラウス作曲「アラベラ」を観に行きました。

当日の指揮は音楽総監督のFranz Welser-Möstさん。主なキャストは以下のとおりです。

アラベラ:Camilla Nylundさん
ズデンカ:Ileana Toncaさん
マンドリカ:Tomasz Koniecznyさん
マテオ:Herbert Lippertさん
ヴァルトナー伯爵:Wolfgang Banklさん
アデライーデ:Zoryana Kushplerさん
ファイカー・ミリ:Íride Martínezさん(今日が国立歌劇場デビュー)

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19世紀のお話ですが、演出は2006/07シーズンにプルミエを行った近代版(31回目だったので、意外と公演数が伸びていないですね)。しかし、内容があまり時代に関係がないので、違和感は少ないようですね。リヒャルト・シュトラウスらしい作風で、演奏はさすがにこなれていますね。

第一幕はヴァルトナー伯爵一行が投宿しているホテルの一室。シンプルな舞台装置ですが、奥が大きな窓になっています。メトロポールというホテル名の文字が逆側に見えるようになっています。寒い時期という想定なので、窓に氷が付いているなど、なぜか芸が細かいところがあります。

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第二幕はフィアカー舞踏会という設定ですが、皆さんが妙な格好をしているという怪しげなパーティー風の舞台です。トロンボーン奏者(もちろんダミー)がバーカウンターの上に登場するなど、変わった演出でした。

どう見ても舞踏会という感じではないのですが、お話そのものはオリジナルに沿っています。ファイカー・ミリに扮したÍride Martínezさんが、大活躍(当初はDaniela Fallyさんが起用される予定だったのですが‥残念)。

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暗転で第三幕に入りますが、これがホテルのロビーで、後ろがバーの入り口付近という想定。舞台後部の階段から降りてくるようになっていました。バーがホテル内にある設定だと、妥当な感じがしますね。壁にバーのポスターが貼り出してあったのが印象的。光の陰影を使った興味深い舞台でした。

当初、マテオはRainer Trostさんのハズだったのですが、病気でカバーのHerbert Lippertさんにチェンジ‥シーズンはじめは混乱が多いものです。

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アラベラのCamilla Nylundさん、ズデンカのIleana Toncaさん、マンドリカのTomasz Koniecznyさんとも、声もよく出ており、まずまずの仕上がりでした。

本来はウィーンが舞台なのですが、あまりウィーンらしさは感じられませんでしたが、お話の中身とは関係ないのでOKでしょうか。

カーテンコールで登場したアラベラ役Camilla Nylundさんの笑顔が素敵でした。そう言えば、最近は普通の仕上がりでも「ブラヴァ」が良く出るようになりましたね。


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Comments

Feri さん、ご無沙汰しています。

新シーズンが始まりましたね。
鉄のカーテン(と言うと冷戦時代みたいです)は、10数年前、シーズン毎にデザインが変わるようになる前の、ずっと同じだった頃のものではないですか?
今シーズン用のが、間に合わなかったのですかね?

Arabella..いいですねぇ。 ただ、この演出は、2006年の新演出初日に行きましたが、駄目でした。
ヴィーンの香りが希薄で、特に3人の求婚者(伯爵たち)など、あれじゃ Mandryka が現われなくても Arabella には絶対に駄目だなというひどいものでした。
Welser-Möst ご贔屓の Bechtolf ですが(今シーズンは2つも新演出があります)、好きになれません。 12月の Ariadne もどんな風になってしまうのか、不安です。(どうせ行けませんが..)

Volksoper のバックステージツアーは、良かったですね。(いつもながら、うらやましい..)
Ein Walzertraum のレポート、楽しみにしています。

Posted by: Steppke | September 08, 2012 12:37

Steppke様、こちらこそご無沙汰しております。

「アラベラ」ですが、演奏はこなれていてご機嫌だったのですが、おっしゃるとおり演出がねぇ‥

私も「アリアドネ」の新演出が気になります。個人的には旧演出はグルベローヴァで終わっちゃった気がしていますが‥

「ワルツの夢」ですが、事前公演を観た限りでは、オペレッタファンにはお勧めの舞台です。

Posted by: Feri | September 08, 2012 18:01

Feriさん、おはようございます。

今シーズンの Eiserner Vorhang(鉄のカーテン)が、やっと出来たようですね。
今シーズンの初めから使われていた昔のものの方が落ち着いていて良かったのですが、最近のは何か突拍子が無かったり、ポップで落ち着かない感じ(今シーズンのも)とかで、あまり好きになれません。
まあ、未だ実物を見ていないので、小さな写真を見ての感想ですが..

Posted by: Steppke | November 21, 2012 07:25

Steppke様、こんにちは。

確かに新しいものになったみたいですね。私もしばらくご無沙汰しているので、劇場で確認したら、またご紹介しましょう。

Posted by: Feri | November 22, 2012 06:52

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