« 立派な庭園鉄道 | Main | 番外編 ウィーン国立歌劇場来日公演「小学生のためのオペラ魔笛」 »

October 26, 2012

LGBとムールタールバーン

1999_08_2270_001

今日は昨日の庭園鉄道の話題に関連して、ドイツの鉄道模型メーカー・レーマンのLGBとオーストリアのムールタールバーンについてお伝えしましょう。

昨日、最後に書きましたがLGBブランドで発売した最初の機関車が、このムールタールバーンで長らく使われていた「Stainz」というニックネームが付いた小型蒸気機関車だったのです。この蒸気機関車ですがLGBのロゴマークにもなっています。

使われていた‥と言っても、保存されていたというのが正しい表現かもしれません。というのは、かなり早い段階で現役を引退し、動態保存車両として余生を送っていたからです。

Stainz02

なかなかチャーミングな蒸気機関車なので、こちらの鉄道ファンの間でも高い人気を誇っています。Stainzは長らくMuruの車庫に保管されていたのですが、feriが運転中を見たのはわずか1回だけ。

その後、どこかへ運ばれてしまったようで、Muruでは姿を見なくなりました。まぁ、モノがものだけに、どこかで保管されているのは間違いないと思います。また、蒸気機関車を動態で保存するためには、ボイラーをはじめとする主要機器の定期的なメンテナンス作業が不可欠です。

Stainz03

こちらでは民間団体が鉄道車両を保存しているケースが多いのですが、ボランティアで車両をメンテナンスするため、時間がかかります。時には数年越し‥ということもあるとか。そんな訳で、かわいらしいStainzは、次の出番に向けて、今はどこかでお休みをしているのかもしれません。

Img_7095_001

そんなご縁があるためか、レーマンはムールタールバーンを支援しており、同鉄道の開業100周年を記念して、写真のような模型と同じデザインの客車を登場させました。この客車は、現在も使用されています。また、100周年記念イベントの際には、LGBのジオラマを作り込んだトレーラーがMurau駅へ派遣されてきました。

LGBは世界でも希な庭園鉄道での使用を前提とした鉄道模型なので、通常の鉄道模型よりも丈夫です。この丈夫さ、つまり耐久性の高かに目をつけて、日本でも商業利用されているところがありますね(汽車が走るレストランみたいな感じのところ‥)。

Lgb_001

このように独特の世界を作ってきたレーマンLGBですが、残念ながら創業125周年を迎えた2006年に倒産してしまいました。そして、翌年、ドイツの鉄道模型メーカーの老舗メルクリンの傘下に入ったのですが、今度はメルクリンが倒産。

今でもLGBのブランドは存在し、新製品の発売もリリースされていますが、既存製品の生産も含めて、以前ほどの勢いはなくなってしまっているのが残念です。何しろ支援に乗り出したメルクリンが倒産してしまったので、子会社の面倒までは見ることができない‥というのが正直なところかもしれません。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_c_3246_1gif

鉄道のお話 |

« 立派な庭園鉄道 | Main | 番外編 ウィーン国立歌劇場来日公演「小学生のためのオペラ魔笛」 »

Comments

Stainzは人気のある機関車のようで、LGBだけではなくフライッシュマンのマジックトレイン(1/43.5 16.5mm)という軽便鉄道模型のブランドでも製品化されていました。私も持っていますが、現在は絶版です。

Posted by: Hunger | October 26, 2012 16:03

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 立派な庭園鉄道 | Main | 番外編 ウィーン国立歌劇場来日公演「小学生のためのオペラ魔笛」 »