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October 22, 2012

オーストリアの「緑の党」

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今日は「オーストリアの政党」の話題です。

オーストリアの国政は比例代表制なので、政党が前面に出てきます。政党には、中道右派のオーストリア国民党 (ÖVP)、中道左派のオーストリア社会民主党(SPÖ)、オーストリア自由党 (FPÖ)、オーストリア未来同盟(BZÖ)、緑の党などがありますが、現在は、単独で過半数を確保している政党はなく、連立政権を組んでいます。

今日は「緑の党」をご紹介しましょう。東日本大震災による福島第一原発の事故以来、ヨーロッパでは脱原発の動きが活発ですが、この運動の中心となっているのが「緑の党」です。

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オーストリアは、現在、稼働している原子力発電所はありませんが、オーストリアの「緑の党」も、環境政策を全面に打ち出して活動しています。

緑の党「緑のオルタナティヴ(ドイツ語ではDie Grünen - Die Grüne Alternative)」は、1986年に オーストリア・オルタナティヴ・リスト(ALÖ) と、より保守寄りの オーストリア緑の連合 (VGÖ)が合流して、結成されたものです。

現在は国会にも議席を持つほか、各地の州議会や自治体選挙にも進出しており、ウィーンではマリアヒルファーシュトラーセの完全遊歩道化を提唱しているのも、この政党のメンバーです。こちらでは環境政策には関心が高いものの、余り過激な政策については国民の賛同が得られないようです。まぁ、こういうところは、いずこも同じですね。写真はウィーンの政党事務所ですが、シンボルカラーのグリーンを使っているものの、こぢんまりとしていますね。

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余談ですが、ドイツの「緑の党」は、かつて「ドイツ赤軍」に所属していたメンバーが、暴力によるテロ活動では民衆の理解を得られないことから、「環境問題」に着目し「緑の党」を立ち上げて政党活動へと転向したものだそうです。

ドイツの方は、結党20年目の1998年には社会民主党と連立政権を成立するまでに成長し、同党所属のフィッシャー副首相兼外相が誕生しています。もっとも、政権与党になってからは、国益中心の外交に方針転換し、周囲を驚かせたというエピソードもありますね。

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