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November 27, 2012

サウンド・オブ・ミュージック雑感

今日は「ミュージカルの話題」をお届けしましょう。

日本出張中に東京のJR車内で2013年1月から劇団四季が四季劇場[秋]で上演するミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の広告を目にしました。

四季劇場[秋]は東京・浜松町にあるのですが、JR東日本アートセンターという名前がついているようにJR東日本が運営に関与しているので、車内に広告が出ていたのでしょう。

ご存じのように「サウンド・オブ・ミュージック」は、1959年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで上演が始まったミュージカルですが、日本で有名になったのはジュリー・アンドリュース主演の映画版だと思います。

あのミュージカル映画の大ヒットが、オーストリアやザルツブルクという場所を日本人に強く印象づけたことは間違いないと思います。

ミュージカルはもちろん、映画もアメリカで制作されたものですが、これでオーストリアやザルツブルクが日本で知られるようになったというのもちょっと皮肉な話です。

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以前にもこのブログで書いたことがありますが、Feriもこの映画を見るまではオーストリアやザルツブルクにあまり関心がありませんでした。

1980年頃、東京でリバイバル公演があった時、見たのがきっかけです(日本での初上演は1965年だそうです)。あの映画でオーストリアやザルツブルクに憧れた‥というのは単純と言えば単純ですね。当時は今のようにオーストリアを紹介した紀行番組などもテレビで沢山放送されることもありませんでしたからね。

以来、30年以上もオーストリアとご縁がある訳ですから、Feriの人生に大きな影響を与えた映画と言うことができるかもしれません。あの映画を初めて観たときには、まさか、これほどオーストリアにはまるとは、自分自身でも想像できませんでした‥

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日本では現在でも、時々、映画館で上演されるほど人気のあるミュージカル作品ですね。家族一緒に観ることができる本当にすばらしい映画だと思います。また、日本人の場合、映画版のジュリー・アンドリュースの印象が強いため、ミュージカルでも、そのイメージを重ねて観てしまう傾向がありますね。

Feriは、ミュージカル版はフォルクスオーパーで上演されていた作品しか観たことがありません。ご存じの方も多いと思いますが、作品の舞台となったオーストリアでは、このミュージカルはあまり評判がよくありません。

一つはストーリーが史実をかなりねじ曲げていること、もう一つはオーストリアの捉え方だそうです。まぁ、わかるような気もしますが‥

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だいたいザルツブルクからスイスへ歩いて脱出することは無理ですからね‥ザルツブルクから歩いていけるところはドイツ本国。そうそう、ヒトラーの別荘があったベルヒテスガーデンもすぐ近くですから、映画やミュージカルの展開だと、即、捕まってしまいます。

フォルクスオーパー版は、ドイツ語上演ですから、こちらの皆さまにはわかりやすい展開になっています。好き者のFeriは2005年5月、2006年12月、2008年5月に、それぞれ観ていますが、当初、マリア役がポップス出身の歌手さんだったので、仕上がりが今ひとつだったことを良く覚えています。

2006年5月のマリアはMartina Dorakさんだったのでご機嫌(上の写真です)。そして、2008年5月に観たときはJohanna Arrouasさんがマリアに初起用された回でした(右の写真)。彼女はキャンキャンした声が特徴ですが、このときは、あまり強く印象に残っていないので、抑え気味に演じていたのかもしれまえん。また、お相手のフォン・トラップ役は2006年、2008年とも名優Kurt Schreibmayerさんでした。

なお、今シーズン、フォルクスオーパーが日本へ引っ越し公演中、ウィーンの劇場ではアンサンブルが減ってしまっているため、久しぶりに「サウンド・オブ・ミュージック」が上演されていたのですが、人気はどうだったのでしょうね。

JR車内のポスターを見て、ふとフォルクスオーパーで観たミュージカル版を思い出してしまいました。

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さて、今回、劇団四季が東京で上演するのは「キャッツ」「オペラ座の怪人」の作曲で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースした最新バージョンだそうです。新曲が加えられ、アルプスの雄大な風景を舞台上に再現した美術などで、この作品が本来持っている「家族愛」「平和への希求」などのメッセージ性を際立たせているとか‥東京公演の前に福岡で、10月まで4カ月のロングラン公演を行っていたそうです。

劇団四季のWebサイトには、ちゃんとオーストリアやザルツブルクの風景を紹介したページもあり、これでオーストリア・ファンの方が増え、現地にお越しになる方が多くなればFeriとしては言うことはありません。

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Comments

今日は。
「サウンド・オブ・ミュージック」は根強い人気ですね。
でも、私のオーストリア認識映画版はやはり「第三の男」と「2001年宇宙の旅」でしょうか。それだけが理由で、始めてオーストリアに行った時はプラターの観覧車に乗りました。

「サウンド・オブ・ミュージック」は知らない訳ではありませんでしたが、オーストリアのホスト・ファミリーの悪評と言うより「語るに足りない」という態度を不思議に思い、帰国してからじっくり見て、史実との大きな違いにびっくり、という感じでした。

長年、本国では「語るに足りない」扱いを受けている「サウンド・オブ・ミュージック」ですが、最近はなんとなく受入れられている感がありますね。
サルツブルグでは観光の目玉ですし、そうそう無視もできませんからね。

Posted by: Kino_san | November 28, 2012 09:01

Kino_san様、こんにちは。

ザルツブルクの場合、外国人観光客が多いですから、「観光遺産」として活用している感じがしますね。よく、外国人が見た日本が、日本人にピンとこないのと一緒かもしれませんね。

こちらでは、フォン・トラップ・ファミリーの映画では「菩提樹」(日本名)の方が有名かもしれません。

Posted by: Feri | November 29, 2012 08:16

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