ホテルの屋根裏部屋アラカルト(その1)
先日、「ペントハウスの話題」をお届けしましたが、その後、考えてみたらFeriも意外と「ホテルの屋根裏部屋」に宿泊していることを思い出しました。
そこで、実際に宿泊したホテルの屋根裏部屋の写真を探してみました。屋根裏部屋は、その構造上、変わったところが多いので、色々な思い出が一杯です。
では、まず古いところからご紹介しましょう。1990年代に泊まった屋根裏部屋の写真は残っていました。もちろん、その前に泊まったペンションやホテルでも屋根裏部屋はあったのですが、写真を探すのが大変で‥
○Kufsteinの某ホテル
最初にご覧いただくのは、1991年12月にドイツ国境にあるKufsteinで泊まったホテルの屋根裏部屋です。
ここは屋根裏部屋といっても、天井が完全に傾斜している訳ではなく、窓は垂直でした。いわゆる出窓構造ですね。屋根に面した部分だけが傾斜しています。
ドアに面したクローゼットは高さが天井まである巨大なものでした。テレビが置いてある部分だけが傾斜天井だったので、圧迫感もなく、快適だった記憶があります。なお、窓が垂直なので、ご覧のように市街も一望できます。
そう、屋根裏部屋は基本的に最上階にあるので、見晴らしが良い部屋が多いのですよ。ただ、出窓なので、窓の左右は屋根になっていますが‥
○Altfofenの某ガストホフ
次にご紹介するのは、1992年8月に訪問したケルンテン州Altfofenという町にあるガストホフ。1階がレストランになっており、2階からが客室です。Feriが宿泊したのは屋根裏部屋ですから、最上階(日本式では4階に相当します)。
部屋も個性的だった上に、ちょうどバルセロナオリンピックが開催中だったので、強く印象に残っています。余談ですが、この部屋のテレビで男子マラソンの中継を見た記憶があります。まず、部屋は完全な屋根裏仕様。ベッド上の天井が完全に傾斜しており、窓は天窓だけです。
Feriは身長が低いので、ベッドから起き上がっても傾斜天井に頭をぶつけるリスクは少ないのですが、背の高いお客さまは要注意。
屋根裏部屋にもかかわらず、ジャグジー風の立派なバスが設置されていました。もちろん、ここの屋根も傾斜天井で、天窓が付いていました。バスルームに天窓とは洒落ていますよね。
なお、この部屋ですが、こんな立派なバスルームがあるにもかかわらず、トイレはバスルーム内に併設されていました。
通常、これくらい立派なバスがある場合、トイレは別室に設けるのが一般的ですが、屋根裏部屋でスペースが限られているため、トイレ併設となったのでしょう。
また、通常、屋根裏部屋でも廊下は屋根の中央に設けられることが多いので、傾斜天井ではないのですが、このガストホフは例外。廊下も傾斜天井になっていました。
Altfofenは小高い丘の上にある町なのですが、リゾート利用のお客さまが多いようで、パブリックスペースにサウナが設置されているなど、設備は充実していました。ガストホフなので、1階にはレストランになっており、ここで夕食をとりました。
○Puchbergのホテル
三つ目は1993年8月に泊まったシェネーベルクの麓にある町Puchbergのホテルです。駅前に大きなリゾートホテルがあるのですが、ここにも屋根裏部屋がありました。ちなみに、このホテルは何回も宿泊していますが、普通の部屋に泊まったこともあります。
また、ウィーンから比較的近いリゾート地なので、セミナーの開催にも対応しているようです。
屋根裏部屋ではあるのですが、ご覧のように客室の天井はフラットで、窓も通常のタイプです。そのため客室だけ見ていると、屋根裏部屋という印象はありません。
が、バスルームをのぞいてびっくり。ご覧のように、バスルームは完全な傾斜天井になっています。どういう構造なのか、よくわかりませんが、面白いですよね。
なお、このバスルームには窓がないので、採光のため客室との仕切りは半透明のアクリルでできていました。
今日は三つの屋根裏部屋をご紹介しましたが、明日に続きます。
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